「負け組」の真実 | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

年が明けて最初にした行動は? ブログネタ:年が明けて最初にした行動は? 参加中
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年が明けて最初にしたことは、アメーバでのご挨拶回り。

ジャニーズのカウントダウンライブを聞きながら、アメーバしてたら年越しちゃった…みたいな。


でも…初笑いがさぁ…。

1月2日のテレビ「白虎隊」の副長なんですよね…。

こんな残念なことはない…。


「白虎隊」すーーーっごいつまんなかった…。

いや、つまんないだけならまだよかったんだけど…。

土方歳三役が岸谷五郎だということも知っていた。
それだけなら、なんとか我慢できると思っていた。
「白虎隊」だから脇役だろうし、そんなに出てこないだろうと高を括っていたこともあります。

「いやぁ…岸谷五郎老けたよな…これ、土方歳三役、無理じゃん……」が、正直な第一印象。
実年齢と一回り以上年齢が下の役はしんどいねぇ…。

そもそも、主役?の西郷頼母が北大路欣也だしな。
彼を盛り上げるための話だったみたいな。

…そうなんですよ、「白虎隊」というタイトルだけど、白虎隊はまるで脇役。
土方歳三以下の扱いで、なんでタイトルが「白虎隊」なんだよむかっって思いますよ。

もうね…岸谷副長が滑稽で、観ていてすーーーっごく痛い…。

岸谷さんだけの問題じゃない。
たぶん原因の80パーセントは脚本だな…。

新撰組の、こんな私にもわかる部分での脚色…というか、史実のねじ曲げが多々あったので、
はっきり言って、この話はほぼ全部ファンタジーなんだな…とは思いましたけど。

それにしても、あんな冴えない副長にさらに「ジュテーム」と言わせるなんて…。
ヒドイじゃないか…。

もう、吹き出しちゃって、そのうち観ているこちらが恥ずかしくなってしまって。
あとから哀しさが押し寄せてきましたよ…。

ジェームズ三木って、こんなヒドイ脚本書く人だったんだ…。


私、あんまり会津のこと知らなくて。
だから今回、とても期待していたんです。
会津から見た明治維新、戊辰戦争のこと、わかるかなって。

でもね、ぜーーーんぜん。

それどころか、副長…ヒドイだろ…。
もう、トラウマになりそう…。


耐えきれず途中リタイアしてしまいました。



さて、明後日の日曜日から、NHK大河の「八重の桜」がスタート。
こちらも最初は会津から始まります。

そして、脇役ではありますが、副長も出てきます。
あ、当然、斉藤さんも出てきますよ。
八重さんの幼なじみが斉藤さんの奥さんですから。

そうなんですよ「白虎隊」に斉藤さんは出てこなかった…。
斉藤さんが出てきて、土方さんが出ないのなら、それはまあわかる。
でも、その逆はあり得ないだろ…。


「八重の桜」に期待することにします。
「八重の桜」への期待、すごく高まりました。

やっぱり、時代物、歴史物はNHKしか出来ないことなのかな…。


今までよく取り上げられていた明治維新の話は、勝ち組のことが中心だった。
でも、たまたま「勝った」だけで、
「勝った」側が「正しかった」わけではない。
負けた方にも、彼らなりの「義」があったはず。
むしろ「負ける」とわかっていても、自らの信じる道に殉じた人たちの考え方や心に惹かれる。


現代でも「勝ち組」「負け組」というのがある。
でも、聞いていて空しい。

いわゆる「負け組」であっても、
自分の大切なものを守るために命をかけた人たち。

「勝つ」か「負ける」かが全てではなく、
自分の信じることや考えに沿わぬことをしたくないという気持ち。
信念を貫きたいと思う心。


幕末の人たちに私が心を惹かれるのは、きっとそういうところなのだと思う。

そして、それは、今を生きる私たち、いろんな価値観が混在する現代で、
自らが正しいと思う道を歩みたいと思う人たちの共感を得ると思う。

たとえ「負け組」と言われても、
要領が悪いとか、不器用だとか言われても。
自分が信ずる道を歩む。


そんなところ、誰しもみんな持っているものだと思うから。