じつはこのところ久しぶりに着物のことを書こうと思ったことがあったので、

それがもう一度ここに戻ってきたくなった一番の理由かもしれません。

 

Melbourneに住んで1年と1カ月が過ぎて、

私は全く大好きな着物に触れることができなくなってしまいました。

 

日本に居た時の私にとって古い着物からもらうinspirationは、

すべてが心地よいもので、私の持っている美術への関心とsatisfactionのすべてで、

それは私を心地よくしてくれるもののすべてだったから、

着物に触れることができなくなった1年は

自分の表現方法が時々わからなくなったり、

気持ちが制限されるような時間だったかもしれません。

 

2月に一度、浴衣の袖を通したとき、ぶるぶると音を立てて見えない何かが湧き出して

自分の中に流れ込んでくるように感じがしました。

お祭りで着たのですが、なんとも心地よく、日本人であることの喜びも共に感じました。

それ以来・・・そんな気持ちはスーツケースの一番下にしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古い着物を触れないから、古い洋服を触って、直したりリメイクしたりして着て過ごしていたら、

私にまた着物を触らせてくれる機会をくれるオーストラリア人に会うことができました。

その人は色々と日本と由縁のある人だということも嬉しかったけど、

わたしが着物の世界の面白いと思っていることに同じ関心を持っていたことが

本当に嬉しくて・・・うまく話せない英語のはずが・・・

好きなものを話すときはとまらなくなって、その晩は眠れませんでした。