島座るのがやっとの小さな島に乗って 海に浮かんでいる せめて手足を伸ばして寝転がりたい 波に怯えずに青空を見たい 傘をくれる人がいた 花の種をくれる人もいた 大きな島に呼んでくれる人もいた でも 今は広い海に一人 水温は下がり どこかへ進もうと手で水をかく 水温は下がり 指先の間隔は、もう、無い 水温は下がり 何処でついたかわからない傷に海水がひどく沁みる あなたにもこんな夜はありませんか 本当にありませんか