大地を観て。 | 何処にも売っていない、藍染め作品集。

今日は、数ヶ月ぶりに東京へ行ってきました。

 

 

三谷幸喜 作/演出の大地の観劇。コロナで自粛になる前は取れなかった舞台。

 

値段も破格ですが、人気も抜群。

 

しかし、この事態で、いい席でゆったりと。隣を気にせず、涙。

 

やっぱり、TVやネットでは感じ得ない、人間の息遣いが迸り、

 

まして、この状況で大声を張り上げ、客席へ向かう俳優の心意気と、

 

三谷の演劇愛。

 

「本当に大切なものを、僕たちは失ってしまったのかもしれない。それは...」

 

 

ネット配信もある日があります。

 

3,000円。

 

舞台は12,000円。

 

高いと見るか、エールと捉えるか。

 

新宿シアタートップスで観劇して、こんな面白い人たちがいるのかと思って、数十年。

 

人への愛情と、心の裏側に潜む人間の影を、こんなにも実に巧みに描ける人がいる事に感動する。

 

天才と変人は、紙一目。

 

本当にそう思える、言葉の表と裏。

 

何か息詰まる昨今ですが、演劇はいい、舞台はいい。やっぱり生が、面白い。

 

どうぞ、いつか観て欲しい。