自分の特別を売る。 | 何処にも売っていない、藍染め作品集。

今、一番避けていた営業について学んでいる。モノを作る事をずっと続けているので、物作りのノウハウやコンセプト作りは、話すように出来るようになった。文字で考える事に慣れているので、話しをするより書く方が得意。今でこその話しだが。始末書を何回も書かされている内に、上手くなったような気もする。

 

今日はホリデー車検に行った。スタンドと併設された簡易工場なのだが、スタッフの対応がスムーズで1時間で点検修理が終わった。マニュアル化された流れの中でも、作業スタッフが丁寧に説明し、テキパキと対応していた。営業トークは無いのだが、必要な修理や交換の有無を確認して、作業、会計、配車、終了。笑顔は無いけど、すべての事を確認しながら進めていく、勤勉な日本人の働き方に少し感動した。

 

自分の特別を売りなさい。これは、先日読んだ営業の本の話。物を売るのが営業だと思っていたのだが、営業の根本は、人を喜ばせる事だとあった。人に信頼されてから始まる仕事、どうやって信用してもらうのか、それが自分の特別を売るという事なのだと。まずは、何かを売ろうとせずに自分の趣味や得意な事を話して、信用や信頼を得ていけという。ホリデー車検の整備員もまさにそれだと思った。得意な分野で知らないお客さんを騙さずに、丁寧に説明していく。その姿勢に信頼が生まれ、これは今回やんなくてもいいかな、やっとこうかと、色々とオプションを付加してしまう。

 

商品を手に取って3秒数えてから話しかける。これは、他の販売マニュアルから見つけた言葉。すぐに話さない。お客様が興味を持っているかな?を確認してから話しかける。とにかく相手の事をとことん考えて、どうしたら喜んで頂けるのかを考えていく。それが、営業の心得だと、皆が書いている。物を売るのではない、と。なかなか、営業、接客の世界も奥が深い。

 

自分の日記に書き残せばいい事だが、自分の心に話しかけながら書き残しておきたかった。みんな売る努力をしているのだ。私も自分の物を買ってくれたお客さんが、みんなからいいなーと言われている事を祈りつつ、また作っている。藍染めは洗濯する程、色は薄くなっていくので、もし言って頂ければ、染直しして、リデザインする事もできる。

 

こんな感じに

 

型紙を使って、染めた上に刷り込む

元の柄が薄く残りつつ、新たな柄が上に乗るので、柄の融合が面白い。

エビ柄の丸紋様を染め直したので、丸が月夜みたいになっていい感じに。

 

こんな教室を開けたら、もっと裾野が広がるんだけどな〜。浅草アトリエが無くなってしまうのは、もったいないな、やっぱり。

 

ブルーハンズ

 

 

ブルーハンズの販売会、さよなら浅草3days

3/10(日)、21(祝)、24(日)

 

in アミューズミュージアム1階 特設広場 10:30〜16:00