扉の向こうへ 未来編 7 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

森の小さな美術館には

アート体験教室が開ける教室がある

(出来た時からあります)

 

「石塑粘土の方は社長たちと一緒に

 広い教室に移動して頂きます

 ポストカードとシルクペイントのお二人は

 画伯と一緒に隣の部屋で」

 

「Master、俺たちは外でも良い?

 この美術館の庭は画題の宝庫だから

 テラスのテーブルで描いた方が

 いい絵が描ける」

 

画伯の言葉にMasterが頷いて

 

「画伯がそうしたいなら

 それで良いよ」

 

「ありがとう

 Masterは社長を手伝ってあげてよ

 一人で8人は無理だからね」

 

「マジで?

 おれは昼飯の支度を ・・・」

 

「じゃあ

 豆屋さんを呼んだら

 すっ飛んでくるよ」

 

確かにカップを作りたい方が2人

それなら豆屋が一番なんだけど 

 

Masterとの会話を聞いてた二人

彼が大野画伯が転生したのは理解したが

未だ画伯父ちゃんだとは信じていない様子

 

「社長、皆さんを案内して

 俺は豆屋を呼んでくる」

 

豆屋さんがこの世界に居るのは

当然と言えば当然なんだけど ・・・

こんな展開になるとは予想していなくて

いつになく動揺してる社長

 

社長でさえ動揺しているので

副社長は猶の事は話の展開についていけない

 

「蒼さんたちが表立って手伝ってくれなかったのは

 このサプライズがあったからなんですかね?」

 

「あの人はいつもそうなんだよ

 知ってる癖に教えてくれない

 健太君を探す際も

 な~んにも教えてくれず

 画伯が『RAY』に居たことも

 後で知っただろ」

 

話ながら蒼さんへの愚痴が出てくる

やっぱり彼は画伯父ちゃんで間違いない

 

俺がハルで副社長が悟って

気付いたかな?

 

そこはどうなんだろう ・・・

聞いても教えてくれない気がするけど

 

「そうなんですよ

 蒼さんって時々意地悪だから

 って、話してる場合じゃないです

 教室に移動しますよ」

 

二人とも過去にも来てるので

この美術館の事は心得ていて

迷うことは有りません

 

「では皆さん

 移動を開始します

 粘土の作成が終わった方は

 画伯の所で絵を描いていただいても構いません

 その際は俺達にお申し付けください」

 

今は未来ツアーの参加者さんと

アート体験をする時間

確認したいことは沢山あるけど

それはこれが終わってからでいい

 

気持ちを切り替え

庭に面した大きな教室に向かった

 

 

画伯とあおこさんとひろひろりんさんは

cafeの外にあるテラスに

 

「あおこさんはまず

 庭を散策して頂いて

 描くものが決まったら

 一番描きやすい場所で始めてください」

 

「はい、描きたい物を探して来ます」

 

「ひろひろりんさんは

 シルクペインティングですよね

 シルクに直接絵を描く

 昔の手描き友禅と同じです

 まずは下絵から描いてください

 庭の花を描くのであれば

 あおこさんと同じで

 まず庭の散策から始めてください

 その間に必要な道具を揃えておきます」

 

「よろしくお願いします

 私も散策をしてきます」

 

シルクスクリーンは

色がまざらないよう

特別な液を使い線を描く

 

直に書いていくよりは

刺繍枠を使った方が便利ではある

 

道具は用意してあると言ってたので

館内を散策しながら

取りに行こう

 

 

久しぶりに大ちゃんの「蒼」の絵を見ようかな

 

 

 

 

<続きます>

 

別部屋のやまの日の企画を優先しているため

中々話が進まなくて

申し訳ありません

夏バテもあり

中々思うように書けなくて

気持ちだけ急いています💦

ゆっくりお待ちいただけたらと思います

 

蒼のエルフ