ヤス「痛っ! 」
切れている口角に消毒液がしみる。
ヤス「もうええからっ‥」
「あかんよ、ちゃんと手当てしとかんと‥
ちょっとだけ我慢して。」
背けた顔をもう一度 正面に向ける。
女の目を見たら少し潤んでいた。
「もう、こんな無茶せんといて‥」
ヤス「別に‥無茶なんかしてないわ。」
「うそばっかり‥。私が原因‥?」
ヤス「‥‥‥‥‥。」
「私はこのままでも‥大丈夫やから‥」
少し悲しそうに笑みをこぼす。
ヤス「このままで大丈夫なわけないやろっ!!」
「ちょっ、大きな声出したら
外に聞こえるよっ」
俺らは その時 気づいてなかった。
ドアの向こうで
聞き耳を立てる人間に‥
それは若頭の右腕的存在である
横山のアニキやった。
Android携帯からの投稿