レギュラーコース、、最終日。
「オレ、きのう、ぜんぜんねなかった!!ずっと起きてた!!」――と胸を張って主張する子。
大抵の場合、、、寝てます!
就寝後~起床までの九割九分(大谷の打率の三倍以上)、、、寝てます!
(明日辺りから冬型の気圧配置になるようだ。午後は雲が広がるか、な?)
起床6時半頃、、が目標だったが、、
布団の中で、、適当な言い訳を考えると共に、、
頭の中にいる"誰か”がささやく「まだ大丈夫さ。あと5分。。」――の声に素直に従った結果、、
(うぉー! もう朝の集いの時間だ)
着の身着のままで(下着のようなうっすいシャツ1枚に素足)、、
大広間にやってくる子も、、、
まるで、、「今起きたばかりなんですぅ」
「起きたんだけど、頭が働かなくて着替えられませんでしたー」、、という者もいて、、
我々スタッフから、、「やり直し!!ちゃんと服を着替えなさい!!!」と容赦のない一言をあびせられて、、追い返される。
7時8分、三分遅れの朝の集い。
(朝からみんなで楽しいジャンボリィ)
(元、高校ダンス部の部長さん。ボクらのクラブのリーダー。)
(あたかも「知ってるぜ!このダンス!」という顔をして、実は全く分かっていないのに、自分こそが "センターだ” と子どもたちに認めてもらいたくて必死に踊るオジサン)
7時15分、、朝食。
フルーツあんみつ用の餡を用いて、、『ロマンスアンパン』を考案した功労者がこちらの方。
(アンパンのお供は、、『釜揚げシラス』)
(餡を求める者が後を絶たない…)
朝食後は、、部屋をチェックアウトして、、
大広間にお引越し。
(…なんでワタシが、、スタッフの荷物を運んでるんだろ、、)
9時15分、、レッスン開始。
検定前の、、ワンポイントレッスンへ。
(ゲレンデ広々、、、爽快。 …ま、積雪10㎝、、って感じだけど。)
(う~ん!調子良さそうじゃない!!)
(普段のおちゃらけモードとうって変わって真剣そのもの。アスリートのオーラが出ている。こりゃイケるかも!)
(…やっぱ、ダメかも。)
今日も青空が広がり、、
陽射しは強いが、、
バーンは固い。
擬音語をあてるとすれば、、
『ゴリゴリ』、、っていう感じかな。
(なぜか、検定前に雪遊び。)
おや?
(ずいぶんと、、洒落た所で休憩しとりますなぁ。)
(さて、、いっちょ検定でも受けにいってやるか。)
(…でも、やっぱり手袋はうまくはめられない。)
それにしても、、
今回は、、新雪が降ってこないので、、
ブーツの裏に雪がついて、板を履くのに大苦戦! ――なんてシーンもなく、、、
リフトに乗っている間に雪まみれになって、寒さで震えて、、ゴーグルが曇りまくって何も見えない――なんてこともなく、、
深雪の中で転んで、板が外れて、、襟足から大量の雪が背中に侵入――なんてこともなく、、
実は、、そういう経験も、、
子どもたちには、たくさん積んでもらいたいんだけど、、ね。
10時10分、、SIAジュニアスキー検定。
(押忍!!)
種目や、、
滑走バーン(斜面規定)は、、当然の如く定められてはいるが、、
スキーは自然の中でのスポーツ。
その日、その時間、その瞬間に、、、
自分の意思(判断)と力(運動)でスキーを操作する技術が求められる。
デモンストレーションを見て、、
真似て、、
技術を盗んで、、
そして、最後は自分の "地力” & "自力” に変えられるか、、
前を滑る指導者がいなくても、、
自分一人の責任で滑走できるか、、
それを示すのが検定。
(指導者もまた、、子どもたちと同じくらいの重圧を背負う。)
(三日間、、、難しい内容のレッスンも、よく見て、よく聞いて、、そして実力をつけたね。)
検定終了後は、、もうひと滑り。
プレッシャーから解放されて、、
11時20分をもって、、
この度の「レギュラーコース」のレッスン、及び、滑走は終了。
11時45分、昼食。
食後、、帰り支度。
出発までは、、まだ2時間近くも猶予があるので、、
(おみやげ物色。検定の時より、、頭を悩ます子どもたち。)
一同、、すっかりお気楽モード。
グダグダのまま、、というのも、なんなので、、
キャンプの総括を。
14時半、キャンプ閉校式。
検定の総括。
身支度を整えて、、
忘れ物がないか確認。
え~っと、、あとは、、酔い止めとか、、
トイレも行っておこう。
15時10分、、SBCリゾート木島平発。
飯山駅は、、
(安定の寒さ。)
(夕方まで青空が広がったが、、実はポツポツと、雨が降ってきている。)
そろそろ、、帰りの新幹線が来る時間。
(アバヨ!)
こうして、、
三日間の、、
(イ)レギュラーキャンプは、、幕を閉じた。
ステップアップやレベルアップとは、、
必ずしも、メダルやバッチを取得した時、とは限らない。
要は、、
自分の意思が固まって、、
目標が見つかって、、
その目標に一歩近づけた、、と、実感した時こそが、、レベルアップの瞬間。
次のステージに進んだ証。
(もはや、これは、、ただの通過点。)
次回のスキーキャンプが、、
ますます楽しみになってきた。
(あ、、、早くもエキスパートコースにきちゃうんですか。そうですか。。)