カナダ代表の悲劇の敗戦も、“残念ではあるが落胆はしていない”…それでも未来は明るい? | NBAブログ 〜We The NorthとGrind City〜

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苦手な英語と戦いながらできる限りの情報をお届けします。

いつも閲覧くださりありがとうございます^^

 

 

はい、今日からファイナルが始まりますよね。

私はもちろんサンズの応援をしていますよ。

そんな大事な日ではありますし、ちょっと結果が出てからだいぶ経ってしまったのですが、先日の五輪予選のことに触れずに行くことはできませんでした。

 

私はカナダ代表がきっと五輪に勝ち残ってくれると信じていたんですよね。

そしてスロベニアかリトアニアと一緒に、五輪の強豪の1つになると思っていました。

カナダを倒したチェコのトマス・サトランスキーも、カナダ代表のことをこう言っていました。

 

“彼らは世界で2番目に最強のチームだ”と。

 

 

 

 

この試合も土壇場で追いついて、OTに持ち込んだんですけどね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何がカナダ代表に足りないのでしょうか。あれほどに層の厚いロスタを持ち、NBAでも有能とされるようなプレーヤーがいるというのに…

まあ、全力には程遠いロスタではありましたけどね。ジャマール・マレーやディロン・ブルックス、SGAがいなかったので。ケリー・オリニクとかトリスタン・トンプソンのようなベテランもいませんでしたしね。

それでも…ほとんどのチームではスターター全員をNBAプレーヤーで固められるようなことはありません。

やはり…世界の舞台で国際戦を戦うという経験の不足なのだと思います。アメリカ代表も苦労していることが多いですしね。

これまでNBAプレーヤーが出場を辞退することが非常に多かったカナダ代表です。しかし、今回の大会では若いプレーヤーがたくさんロスタに名を連ねました。今回は敗戦したけれど、これは彼らの成長に必ずつながります。そして、あの舞台でも勝ちたいという気持ちは高くなったはず!

 

カナダ代表を取りまとめるCEOはこのチームをどのように見たのでしょうか。記事を読んでみます。

 

 

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Canada Basketball ‘not discouraged’ by men’s Olympic elimination

カナダバスケットボールは、男子がオリンピック出場から排除されても“落胆していない”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレン・グリュンワルドは、この一件が痛いことはわかっているが、まだすべてが失われたわけではない。

 

カナダバスケットボールのCEOであるグレン・グランウォルドは、男子シニア代表チームがまたしても残念な結果に終わったことを受けて、悔しさをにじませながらも、最終的には自分のプログラムの将来について楽観的に考えている。

 

ビクトリアで開催されたFIBAオリンピック予選大会のセミファイナルで、男子チームがチェコ共和国に103-101のOTの末に敗れた翌日、日曜日にホテル・グランド・パシフィックの外でグリュンワルドはこう言った。

 

“厳しい敗戦だったよ。残念ではあるけれど、落胆しているわけではないんだ。我々は、カナダバスケットボールとカナダのバスケットボールの未来が明るいことを知っているからね。”

 

“とても厳しいものだよ。 ローマは一夜にして築かれたものではないし、カナダバスケットボールのプログラムも一夜にして築かれたものではないんだ。これは我々が経験しているプロセスなんだよ。私は非常に楽観的で、エイジグループチーム、育成プログラム、そしてヨーロッパのプロ、NCAAのプレーヤー、NBAのプレーヤーなど、今チームにいるプレーヤーたちにとても期待しているよ。”

 

 

 

 

 

 

 

 

バレットは素晴らしかっですしね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グルンワルドが語る楽観主義は、長年のファンにとっては少々不満かもしれない。というのも、結果が出ていないため、FIBAバスケットボールワールドカップの第1次予選が開催される今年の11月から、オリンピック出場のチャンスを逃すことなく、新たなスタートを切らなければならないからだ。

 

男子バスケットボールがオリンピック出場権を獲得するための道は、ワールドカップと、ワールドカップの結果を受けて行われる最後のチャンスであるオリンピック予選大会の2つしかないことを忘れてはならない。

 

要するに、ワールドカップは大きな意味を持っていて、カナダは2019年にその大会の2次ラウンドに進出できなかったため、この週にビクトリアで行われたOQTでやるかやられるかのゲームで、自分たちが置かれた立場に追い込まれたのだ。

 

このオリンピックの予選システムは比較的新しいもので、このOQTは、このシステムのフルサイクルが初めて繰り広げられた終わりを意味している。

 

 

2024年のパリ大会に向けて、このプログラムが一巡し、新たなサイクルに入ろうとしている今、グルンワルドは、これまでの経験から得た教訓を活かして、ワールドカップの重要性を再認識し、より充実したメンバーで臨めるようになることを期待している。

 

“北米はヨーロッパとは異なり、FIBAはヨーロッパ中心だ。FIBAはヨーロッパ中心、北米はNBA中心なんだよ。”とグランワルドは言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“来年8月に開催されるアメリカップやワールドカップ、あるいは予選など、これらの大会の重要性を理解してもらうために、プレーヤーたちや彼らの周りの人たちとコミュニケーションをとる必要があるよ。これはシステムの一部であり、比較的新しいシステムでもある。つまり、全員が物事の重要性と実際の予選方法について学んでいるということだね。どうすれば次のオリンピック予選を回避できるか、そこに入って計画を立て、何が起こるかを知ることが大事だよ。”

 

“FIBAが採用している比較的新しいプロセスであるが、我々は今回初めてそれを経験したから、よりよく理解し、よりよく伝え、これらの様々なことに対してよりよい計画を立てることができるようになるだろう。”と述べている。

 

 

思い起こせば、2019年のワールドカップでは、カナダ・バスケットボールが招待状を送った夢のようなプレーヤーたちのリストにもかかわらず、チームはトップガンの多くが脱落し、より薄いメンバーで挑むことを強いられた。

 

2023年のワールドカップに参加することの重要性をグランワルドが語ったように、コミュニケーションが活発になれば、2024年のパリも、今感じているほど遠いものではなくなるかもしれない。

 

少なくとも、カナダ男子チームの次のオリンピック予選期間中は、グランワルドはこのプログラムのヘッドコーチが留まることを確信しているようである。

 

“我々はニックと話をしたが、ニックが我々についてきてくれることをとても期待しているよ。ニック・ナースのようなコーチがいることは、我々のプログラムの強みのひとつだと思うよ。ニック・ナースは、このプログラムを本当に大切にしていて、一生懸命取り組んでいて、リクルート活動にも参加しているからね。”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜日にカナダが敗れた後、ナースはカナダ・バスケットボールとの将来について少し口を閉ざしていたが、今回の発言はより自信に満ちたものとなっている。

 

カナダのファンの皆さんには、もうお馴染みの言葉になってしまったが、グリュンワルドはカナダの将来について、本当に自信を持っている。土曜日の敗戦が痛手となり、プログラムが後退したのは間違いない。グランワルドは、この時期のパンデミックも大きな影響を与えていると考えているが、まだパニックになる必要はない。

 

今回のビクトリアでのつまずきは、学び、成長するためのチャンスだと考えている。

 

“彼らがこの結果から得たものは、ここにいた人も、ここにいられなかった人も、モチベーションを高めることだと思うよ。”

 

“我々にとって今年は、2歩進んで1歩下がるような年だったと思っている。長期的な学習や経験を積むことで、プログラムや選手層、コーチやスタッフが成長した。我々が成功するために必要なことが何なのか、学ぶことができたよ。”

 

 

原文:Sportsnet Canada 2021.7.3(現地)

Canada Basketball ‘not discouraged’ by men’s Olympic elimination

 

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ウィギンズが国際戦に出場するなんて言うのも、かなり稀な感じがしましたが、今後は引き続いて出場してくれるのでしょうかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ代表で考えても、NBAプレーヤーは出場に前向きになれないプレーヤーは多いですよね。やっぱりシーズンが大事だから…

そして、その分母から考えてみれば、今回のカナダ代表は割と多くのプレーヤーが残った大会だったとは思います。それでも、まだトッププレーヤーが試合に出場しないことはどうしてもい多いですよね。

まあ、今回に関してはマレーとSGAは負傷によるものであって、彼らはもともと出場するつもりだったのですから不運としか言いようがありませんが、それが、五輪の最終予選だけではなくて、普段から国際大会に前向きに出場するような状況になっていくとよいですよね。

 

次こそは本当に、世界2位の力を、実力通りの強さを見せてくれることを祈っています。

それがカナダのバスケットボールの成長にもつながっていくのだから。

 

 

 

 

 

あつかましくて申し訳ありません。

最近疲れ気味な私デルフィですが、皆さんの応援が活力になります^^

↓気が向いたらピコってしてやってください。

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