書きかけで放置してたMV感想、やっと終わったので今更だけど上げてみます。

今もうメイキング出てるけど、それ見る前に書いたものなので、見当外れなこと言ってる部分もあるけどご容赦下さい。

ではどうぞ。





Lose My Breathってタイトル初めて見た時、皆さん何を思いましたか。

私はもうこれで頭がいっぱいでした。


酸素くれ・・・

息して・・・


瀕死のオタクの日常会話。


こここここれはもしやオタクの気持ちに寄り添った、あれじゃないの!?


ファンソング。←脳みそ壊死してる


Feat. Charlie Puthでアメリカシングルって言ってるのに一瞬でもそんなこと思い浮かべた私、明らかに脳内酸素量が足りてません。

でもまぁあれよね、本国タイトル曲の路線じゃなくて洋楽っぽいラブソング、テーマは好きすぎて息ができないっていうオタクの習性ではなくて、息ができないほど好きっていう一般の人々の恋愛感情。

この時点では、たぶんめっちゃいい感じの曲だけど私の中ではいい感じで終わると思ってました。

でもINTRO見てすごく興味が湧いたことがあって。

MVのコンセプトが人魚姫だってこと。

人魚姫は声と引き換えに王子のもとへ行くけれど、キッズは息をも犠牲にして愛する人を選ぶのか。

まぁ息しないとオタク以外は普通死ぬので、呼吸と引き換えてもいいくらいにっていう喩えではあるのだろうけど。

最後は王子様と結ばれてハッピーエンドな他のお姫様物語とは違う、叶わぬ恋から無償の愛へと辿り着く人魚姫をコンセプトに選んだのがまた刺さる。

なんかもうまさにこれなのよ。



はぁ・・・ほんとに息ができない。(でもオタクなので生きる)
なんて綺麗な人魚姫。
儚げなこの人魚が、自分を守る水を捨ててどう生きるのか。

その衝撃的な生き様がこちら。


盗んだ衣服で走り出す25の夜。

他のメンバーは陸に上がった人魚らしく水に飢えてるような描写が多いじゃないですか。


水の出ない蛇口。


ビニール袋の中の金魚。


何本飲んでも癒えない渇き。


水を抜かれたプール。


雨に打たれる。


雨に想う。


俺のバイク。

エ。

チャンビンさんすいません、しばらくそこに跨ったままお待ちいただけますか。

けどまぁチャンビンはとにかくかっこいいし、ん?チャンビンだけ水関係ないのなぜ?ってなんか興味をそそられるじゃん。

でもうちの坊ちゃんの場合はさ、


これは洗濯なのか乾燥なのか。

興味というより2択の判断。
この画だと私には乾燥にしか見えないんだけど、これが乾燥中だと話はこうなる。


わぁ、ふかふかじゃん。

よかたねジソン・・・。

ジソンが暖かな幸せに包まれてくれるならもうそれでいいと、無償のアイテムをゲットした彼に無償の愛を注いで終わることになるのだけど。(いや人の洗濯物着て帰ったらダメです)

でもこれはやっぱり乾燥じゃなくて洗濯中なんですよ。


ジソンが開けた洗濯機のとこ水浸しになってるもんね。

なのでこれも濡れた服で肌を湿らせるっていう水への渇望の描写なんだろうけど、ちょっと分かりにくいかな。
濡れた服を着るってことより洗濯物泥棒の衝撃が強すぎて、呼吸よりも衣服を失う、あっあLose My Clothes・・・って話になりがち。

(盗みを働く時のジソンの周りを盗み見る感じめちゃくちゃ刺さるし、そういう意味では最高なんだけど)


でもね。


乾いてからも大事に着てる姿が愛しい。

もっと明るいところでよく見たい人はこれ。


え、チャニ可愛い。(よそ見してんな)

なんかさ、目潰しと見せかけて、
チャニ:愛嬌ピースで可愛く終わる。
チャンビン:寸止めで頭ポン。
ジソン:普通に潰す。
そんでオロオロしながら、ウェ?ウェ?なんで避けない?って言うとこまで込みで、
私:本望。

でまぁとりあえず洗濯は終わったので、さっきひとまずスルーしておいた俺のバイクに戻ります。

渋滞の車列の間を一直線に走り抜けるチャンビン、途中でマンネズが乗った車とすれ違います。


私この時最初チャンビンが逆方向に行ってると思いました。
マンネズはこの花火の方向に向かってると思ったから。


この時点では全員が同じ場所に向かってるとは限らなかったけど、この花火はすごく象徴的でキッズが行かなければならない場所に思えて、だから二人はこの花火の場所を目指してるんだろうなと思って。
人魚姫の話を絡めれば、王子と別のお姫様の結婚式の花火ともとれるかも。人魚姫は身を引いたけど、キッズは泡にならずに別の世界を生み出す気がする。

とにかくその花火に向かうマンネズとすれ違うチャンビン見て、


「あの人どこ行く気なの」
「どうせ忘れ物でしょ」

って思ったかどうかは知らんけど、もしチャンビンが忘れ物してるとしたらこれじゃないかな。


「やっべー!洗濯してたの忘れてた!」

繋がった。
繋げるな。

だけどチャンビンはたぶん忘れ物なんてしてないんです。
見ればチャンビンの行く手にも花火は上がってる。


あ、じゃあこの花火って360度全方向で上がってる感じ?と思ったけど。


チャンビンさんクールに青空しか背負ってない。

チャンビンの背後ってことはマンネズの進行方向でしょ。
ということはこの場面、


「そっちか・・・
「イエナ、運転代われ」

給油した後出る方向間違えたと気づく場面。

この後車内でハンドル争いが勃発したかどうかは知らんけど、


最終的に運転席から降りてきたのはイエニなので、ハンドルは死守した模様です。

いや、真面目に考えると。
すれ違うチャンビンに向けたあの表情って、「どこに行くんだ?」って感じだと思うんですけど、似たような場面がもう一つあるじゃないですか。


ピリとヒョンジンがぶつかる場面。

ここってピリが何かに気を取られたまま歩いててヒョンジンにぶつかる感じなんだけど、


ピリはそれでも何かに気を取られた様子。
でもヒョンジンは、


なんだこいつ?みたいな雰囲気。

そのまま2人は逆方向に歩き去るように見えたけど、そんな2人の間で、


ショートする街灯と、遠くの空に開く花火。

花火はたぶんずっと上がってて、ピリはずっとそれを見てたんだと思う。
ヒョンジンは花火に気づいてなかったけど、街灯がショートする音で反射的に見上げた方向に花火を見つけた。


そうか、俺はあそこに行かなくちゃいけないんだ。
理由の分からない焦燥感の答えが出た瞬間。

っていう場面と同じ感じで、マンネズもまた漠然とした焦燥感に駆られてあてもなく車を走らせていたけど、反対方向にひとり真っ直ぐ走り去るチャンビンを見て何かを感じ取り、方向転換してその先に花火を見つけてこれだと気づいたのかな、なんて考えてみたんだけど、でもさ。


この人たちこの時点でしっかり花火見えてるはずだから、ヒョンジン方式でいくならここで自分たちが行くべき場所を自覚するはずなんだけど。

もしかして。


「ヒョン、もう洗濯物あきらめない?」
「え?やだよ」

洗濯物忘れたのこっちかもしれん。というか勝手に実質スンミン。

まぁその辺はよく分かりません。
でも花火関係なくこういう風に考えてもいいのかも。
キッズはお互いのことを知らないか、もしくは人魚の時は仲間だったけど今はそのことを忘れてる。だけどマンネズはすれ違ったチャンビンに自分たちと同じものを感じて彼の後を追ったとか。

というか今更だけど、私が喋ってるのは今までの世界観踏まえたいわゆる考察ではなく、ただの思いつきをもっともらしくまとめ上げた二次創作だとでも思って下さい。これを「こんな考察あった!」って人に言うと赤っ恥かきます。

それよりマンネズには他にもっと気になることがあるんです。マンネズというか、スンミン、君だ。

あの、この金魚なんですけど。


スンミンさん、これどこにやりました?

ビニール袋はどうしたか分かるよ。


これでしょ?
でも金魚どこいった?

えっと。

①素手で掴んでビチビチさせながら車に乗った。

②食食食食食食っ・・・

洗濯か乾燥かとは桁が違いすぎる2択。

いやここはもちろん、そんなこと追及したらいけないとこですよ。
こんなビニール袋の中でも水があれば呼吸ができる。でもそれが果たして自分にとって生きているということなのか。違う。そうじゃないだろう。
スンミンが何を思ったかは人それぞれいろんな解釈があるかもしれないけど、私はそんなことを思いました。
そういうスンミンの心の動きを描写する場面だから、金魚どことか言っちゃいけないんだけどさ。


ガチャ。


「ヒョン遅かっ・・・えっ!?」


ビチビチ・・・
「行こう」ビチビチ・・・
ビチビチ・・・


・・・・・・降りてよ。


そう言いたいのを堪え、I.Nはエンジンをかけたーーー。

ごめん、私はこれ言いたいの堪えられなかった・・・。

そしてみんなが集まり花火の場所を目指すような感じだけど、集まった時は普段も着れそうなこの衣装で、


花火に向かって走って行く時は人魚コンセプトの白い衣装じゃないですか。

これね。


あからさまにヒョンジン剥き出しですいませんだけど、この美しい人をどうしてもどこかに使いたかったです・・・。

↓もともと貼るはずだったやつ。


この白い衣装の時が本来の姿なんだろうなと思う。
陸へ上がって人間のふりして生きるうちに、自分が人魚だったことを忘れてたのかもしれない。

ジソンの洗濯物泥棒エピソードは、あれだけ過去のことなのかもって気がしてきました。
陸に上がって間もない頃の、みんながどうにかして人間の服を手に入れて人魚の気配を隠すみたいな、過去の記憶の一つだったのかもしれない。
やがて人魚だった頃の記憶は消えて、理由の分からない水への執着だけが残り、理由が分からないことが焦燥を生んだ、みたいなね。

花火(とか、あとあの流星とか)を見て何かを感じ取ったのもあると思うけど、自分が人魚だったとはっきり自覚した瞬間を最も端的に描いているのってこの場面だと思う。


ここ水の中で息する人がイエニ→ジソンって変わってから顔を上げてリノになる直前に一瞬またイエニになる意味が何かあるのだろうけど、私はちょっと思いつきません。今までのちゃんとした考察を学習してれば何か答えらしきものが分かったのかな。

とにかく。
彼らは人魚に返った。

いやそれとも。
リノは人魚に返った?

わかんないんですよね。
なんで最後リノが一人なのか。

あの海辺はかつて彼らが陸へと上がった場所だったかもしれない。
手に入れたばかりの素足を洗っていく波の記憶から振り返った、今のその場所はーーー。
っていう哀しさのイメージの描写だと私は思いました。一人だけを映すことで増幅する喪失感。
リノが一人なのはただそのための演出だと思ったから、リノがひとりぼっちだって意味には私は捉えませんでした。
ここからまた他のMVやコンテンツの世界観に繋がっていくのだと考えると、ただそんな描写じゃなくもっと深い意味があるように思うし、あの場面のリノが見せるものは私にいろんなストーリーを想像させるけど。
だけど心にとめておいて欲しいのは、ここが結末じゃないってことです。


誰かがひとりぼっちで終わるような結末は、スキズにはないよ。

誰もひとりじゃないってスキズはいつも言ってくれるよね。


Stray Kids everywhere all aroud the world

You make Stray Kids STAY


今ひとりだとしても、今砂漠だとしても、そこで終わりはしないと信じてる。






っていうのを書いてる途中でMVメイキング上がったの分かったんだけど、見たら自分の話がまとまらなくなると思って見ずに書き上げ、そしてさっきやっと見ました。


解説的なこと話してくれてる人もいたけど、それより何より、



あまりにも美しすぎて間違えて人生捨てそう。


あとこれもやばい。



ジニペンさんこの状況下で一体どうやって生きてるのか・・・命を繋ぎ止めるコツを是非伝授して下さい。


でもそれでも、やっぱり私にはジソンが一番なので。



はぁ・・・可愛い。



可愛い可愛い。

他に言葉を知らないんです。



君の小さな仕草を眺める日々に、それ以外の言葉なんていらないけど。

それを言うための呼吸だけは奪わない程度に、可愛い人でいて下さい。