5月15日早朝。
やば・・・寝落ちした。
その日私の意識はこの世で一番だるいその事実を認識するところから始まった。
今何時だ?とスマホを手繰り寄せ、現在時刻を確認する。
5時半・・・5時半って、間に合うん、だっ、け・・・・・・(再び眠りの中へ)・・・・・・
そして。
ガバァ!!
てか0時になんか出てるはずじゃん!!
現在時刻では覚醒しない頭を一発で稼働させる魔の時刻0時。
え、UNVEILだよね、えーとYouTube。
で?
おお、サムネはピリか。
で、曲は?
UNVEIL:TRACK3 "GET LIT"
来てしまったかこれが。
やばいやばいやばいどうしよジソン曲。
待ってコンセント、コンセントどこ行ったコンセント。
・・・コンセント?
違う、イヤホン!!(頼む落ち着いてくれ)
でもってイヤホン装着して再生して。
あー私この曲って、
ぶっ飛んだ・・・
曲・・・・・・だ、と・・・・・・
いかん、川渡るとこだったわい。
でもでも止めたはいいけど戻す勇気が出てこない。
だってジソンめちゃくちゃ綺麗だった。
どうしよう。
どうしたらいい?
どうしたらいいかなヒョンジン?
(↓実際に止めたのここ)
ヒョンジン?
いや待てよ。
(ちょっと進めた)
あ、ごめんリノだった。←
ダメだ私。
コンセントとイヤホンを間違え、ヒョンジンとリノを間違える。
もっと落ち着いて見れる時に見た方がいいんじゃないのこれ。
でもこのまま見ないで会社に行くのも無理。このまま行ったら確実に電卓とテンキー間違える。それどころかテンキーとヤンキー間違える。(どんな)
あ、そうか。
会社行かなくちゃいけないんだった💡(おい)
やばい、時間ないじゃん。シャワーからしなきゃなのに。
よし、わかった。
戻さないでスクショも撮らないで、ここから最後まで1回だけ見よう。あとは夜じっくり見よう。
そしてこの日私は視界に黄色いものが映り込むたびうあああ!!となるのでした。
でも電卓とテンキー一度も間違えなかったから偉いと思う。(普通だそれ)
こうしてようやくやって来た夜の自由時間。
あともうちょいだった五星家を後回しにして、さぁいざGET LIT。
まずは今朝戻す勇気が出なかったジソンの最初のカット。
絶世のハンジソン。
泣きそう。
綺麗で綺麗で心が痛い。
それはただ見た目の綺麗さじゃないよ。
髪型まじで最高すぎるしメイクもアングルもめちゃくちゃいいけど、それだけじゃなくて。
この一瞬の表情、僅かな動き、そこに物語を生むジソンの中にある世界が綺麗。
とても繊細で儚くも見える。
まるで何かを諦め投げ出したようにも見える。
だけど選んだ一つの他は捨てることのできる強さが見える。
閉じた瞼の中にただ一つ残るジソンの大切なものが、ジソンを痛いくらいに綺麗に見せてる。
あ、そしてですね、朝は川まっしぐらでフェードアウトしそうになってた後続の皆さんですが、その中でもうっすらと「顔すご」と思わせたイリノさんやっぱりすごい。
でもあなたとはもう和平を結ぼうかと考えてる。だってやっぱ私ジソンしか見えないってよく分かったもん。
と、曲もキッズもシックにキメた感じで始まったイントロですが。(ここがほんとのイントロかどうかは置くとして)
最初にもチラッと書いたけど、私この曲めっちゃのれる曲だと思ってた。
トラックリスト見た時、GET LITって酔っ払って楽しい最高ー!とか、めっちゃイケてるじゃん!みたいな意味だよねと思って、でもジソンが作るのはただのパリピ曲じゃない気がするし、韓国語タイトルもパパゴかけてみたんです。
そしたら。
「死んでみよう」
・・・うちのパパゴ死んだ?
で、念の為次女にも聞いてみたら。
「死んでみよう」
「あんたパパゴの中の人?」
「だって直訳するとそうなるもん」
「意訳すると?」
「まって死ぬwwwとか?」
次女はテキトーに言っただけなんだけど、でも私これちょっとなるほどと思った。いやそんなオタクくさいニュアンスではないんだけど。
やばいくらいに最高な時に死ぬって言うのと似た感覚なのかなと思って。そしたらGET LITって言葉と通じるし。
何が最高なのかって部分にスキズ的ジソン的な遊びと捻りがありそうな気もしたけど、曲の感じはめっちゃのれるEDMとかアップテンポなヒップホップみたいな感じを想像してた。
そしたら予想に反してチルな感じで始まって、あまぁジソン曲ならやっぱこういう感じか、とか一応思ったんだよね川を目指しながら。
うん、ある意味死んでみようではあった。
そしたらさ。
なんだこれはかっこよすぎる。
チャンビンのところで震えた。
なんかそこでカッと体の内側が熱くなって、これじゃん!と思った。
その時点ではたぶんチャンビン個人のラッパーとしてのかっこよさにやられたんだと思うけど、最後まで見てジソンの新境地を見た気がした。
作曲はジソン一人じゃないみたいだけど、メロディラインも歌詞もジソンの匂いはめっちゃする。でもスキズ曲だと思った。
自分のソロ曲はもちろんだけど、スキズの曲として出してる曲でも、ジソンが作った曲って「ジソン曲」って思うんだよね。でもこれは「HAN曲」って思った。なんとなくニュアンスを感じ取っていただければ・・・。
あくまでも私の感じ方だしフルで聴かなきゃ分からないけど、初めて聴いた時の感覚としてはそうだった。
ジソンが自分の外側へ一歩打って出たように感じて、なんかすごく熱い余韻が残った。
これがStray Kids HANなんだ。
っていう感覚を世界中に分からせてやりたいと思った。
死んでみよう?
死んじゃうくらいに最高だとしても、この衝動が私を生き返らせるんだ、何度でも。
でもやっぱりただの楽しい最高ソングではなかったよね。
映像や歌詞の意味するところはまだ断片的にしか分からないけど、気になったのはこういうところかな。
カメラの前で着込んだブランドイメージと、バックステージで探す自分が着たい服。
どこにでもへばりついて来る衆目と、いっそ引き連れ歩く俺のランウェイ。
どうせ見るならもっとよく見ろ、何が本当のかっこよさなのか、あんたら知ってるの?
そんなイメージで見てたんだけど、でもここちょっと、胸が痛むというか、やっぱり思うことはあった。
大勢の視線に晒されることを克服するのは、ジソンがアイドルを続けていく上では必要なことだったとは思う。
ジソンは必要な分量は克服できてると思う。
でも必要以上の分量を要求されてると思う。ジソンだけに限らずキッズも、他のアイドルたちも。
そのストレスに慣れることはできない。慣れさせてもいけない。
ってプレスフォトじゃない空港写真見てる私にそんなこと言う資格はないのだろうけど。
だけどさ。
大勢の観衆に囲まれた中、小さい子供みたいにマネさんの腕に掴まり身を寄せて歩いていたジソンが、こんな場面の演技をするようになったんだ。辛いな、と思った。
でもかっこいいんだよ。
何が本当のかっこよさか?
こういうのだよ。
じゃあ見せてやる、最高ってやつを。
ちなみにこの場面があれです。
「そしてこの日私は視界に黄色いものが映り込むたびうあああ!!となるのでした」のうあああ!!時に脳内に発現する場面。
あの日はほんと、伝票の付箋から弁当の卵焼きまで私を狂わせた。
職場で口から漏れるなら、うあああとLet's goと魂どれが一番マシかなと思いながら自分と戦ったあの日。
そしてどうにか何も口から漏らさず帰宅して、ようやく心ゆくまでじっくり見た後、今度はこれと戦った。
最高にアイドルで最高にラッパーだと思った。
細かく挙げればキリないです。髪口指ポーズ、目に映るものすべて。
全部が最高。全部好き。
これたぶん今までのカムバのUNVEILの中で一番ってくらいに、何回も何回も繰り返し見た。
だけど何回見ても最高すぎる。
まだ熱い。
引っこ抜かれた私の魂、君の音楽に乗って君の存在にふわふわ酔ってる。
GET LIT、まさにそれ。
そしてそのまま数日魂出しっ放しだったところに投下されたTOPLINE。
あのすいません・・・ついに私の魂行方不明なんですが、その辺落ちてたらご一報くだ、さ、い・・・