深くまで震わせて、狂わせて。
鮮やかに世界を焼いて、柔らかく笑う。
ゆらゆらと。
でも素顔の君はいつも、きらきらと。
ええと。
ここでアレを言う流れなんだけど。
あのですね。
あの・・・
ヒョンジン誕生日おめでとう。
↑決死の覚悟。
ふぅ、言ったわよ。(ものすごい達成感)
あまりにも今頃すぎて言い出すのにちょっと勇気が必要だったけど、でもやっぱり言えてよかったです。
ほんとは前の記事の最後でただおめでとうだけ言おうと思ってたけど、リノさんにいろいろ持っていかれすぎて尺がなくなってしまったので、こうして改めて書くことにしたんだけど。
あんまり誕生日おめでとうって話ではないかな。
ただ私はヒョンジンに言いたいことがある。
これを言いたいのは私だけじゃないはずだ。
狂わせないで。
いい加減お寝坊さん使うのやめな私
前回はリノに狂い、そして今回はヒョンジンに狂うのか。(その上でジソンにもしっかり狂ってるから大丈夫)←
いや今回はですね、ヒョンジンの歌のことを書きたいなと思ったんです。
強くも柔らかくもあるヒョンジンの歌声、あーここめっちゃいいなと思うことは昔からあったけど。
初めてヒョンジンの歌にうおおおお!!となったのは、私は Sorry, I Love Youです。
UNVEILで見た時からこの曲みんな歌めっちゃいいと思ってたけど、本当にすごいのはフル出て初めて聴いた歌い終わりのパートでした。
初めて聴いた時はMVじゃなくて音源聴いてたと思う。イヤホンして、結構大きめの音量で。
ラスサビの後すぐ入るアウトロ、このジソンがとんでもなくよすぎて君のことが僕は好きで死にそうで状態の私が、でもここもうアウトロだから一時停止して床に倒れるの我慢して最後まで聴こうと耐えてたところです。
そういう状態で来てしまった、両耳に吹き込まれるため息のようなヒョンジンのミアンミアン。
ジソンのところで自分の周りの空気吸いすぎてたぶんもう二酸化炭素しかなかったと思うけど、ヒョンジンのラストの一音でほんとに息を飲んだ気がする。
終わって耳からイヤホン抜いて、長い息を吐きました。
ジソンのために吐く息だった。
なのに私にこの息を吐かせた君は誰だヒョンジンか。
ヒョンジンの歌だけに吐いた息ではなかったとは思う。ジソンからの、というかその前のラスサビからの、いやもう頭からの1曲の流れで増幅された感情で、スキズが吐かせた息っていうのが正しいのかもしれないけど。
歌を聴いてどう感じるか、どんな光景が目に浮かぶかは人それぞれだと思うけど、私の耳に吹き込まれたヒョンジンの声は途方に暮れてるようだった。
ごめん、どうしよう。まだこんなに好きなのに。
っていう余韻。
比べてどっちがいいって話ではないし私の勝手な想像だけど、もし最後がジソンだったらジソンは自分の中に飲み込んで終わる感じな気がするんです。
それはそれで一つの恋だしまた違う切なさがあると思う。
ただ私があの時吐いた息の4分の3は、ヒョンジンが置いていった余韻だった。
パフォーマンスがすごいイメージのヒョンジンだけど、このNOEASYの頃からヒョンジンのボーカルに前より興味が湧いてきた気がします。
私にその全部が刺さったわけではないけれど、でもだからこそ、命中した時の衝撃がとんでもない。
そして私が未だに消化しきれてない日本アルバムTHE SOUND、ここでヒョンジンに2発のクリティカルヒットを打ち込まれた私は心に決めた。
ヒョンジンの誕生日おめでとう記事のタイトル、もう絶対これでいく。
「狂わせないで」
まぁ結局そうはしなかったけど。
ヒョンジンの何が私を狂わせたのか、ちょっと聞いてもらってもいいですか。
一発目はもうお分かりでしょうが、DLMLUです。
でもこれは正確にはヒョンジンの歌だけにやられたわけじゃないです。
みんなのボーカル?
それもある。
ジソンのボーカル?
ヒョンジン放り出してジソン語りそうになるから今それ言っちゃだめ。
サビより踏まれてる花さえどうでもいいジソンに狂わされてる私。
私スキズに限らず先に歌詞って見ないんだけど、これヒョンジン曲だしえろい大人っぽい感じの曲かなと予想して聴きました。ラップにしろボーカルにしろたぶんヒョンジンセクシー無双がくる気がするから、心の準備してから聴かなくちゃという心構えが先にあった。
でもさあ。
無理すぎるよね?
どんなに構えても構えても、8人の男たちが次々と畳み掛けるもう愛さないでの波、自分の推しのとこに持てる限りの理性を投入してどうにか堪えても、ふっと隙間に入り込んでくるヒョンジンのあの、人としての大事な何かを奪っていくようなもう愛さないで。
そして私が一番やられたと思ったのが、2サビとラスサビの間の繋ぎの愛さないで。
えーとあの、ジソンの「愛さないでなんて言いたくないけど」の前のとこです。
ごめん余談なんだけど。このジソンパート次女が言い出した「リノのサイン会全落ちしたハンジソン」って設定が違う方向に私を狂わせてるのなんとかしてほしい。はずれたシリアルの束握りしめて「リノヒョンなんでこんなに倍率高いの?」ってまとわりつくジソンを、爽やかな笑顔で「何言ってるの、もっと積まなくちゃ」と切り捨てるリノ。「♪もう積みたくないなんて言いたくないけど♪」って気持ちよさそうに歌いながらリノのカードで気持ちよく追いサウンドしてるジソン。はぁ好き。
はいすいません戻りまして。
2サビのDon't let me love youに乗せてもう愛さないでと畳み掛ける波が引きかけるところから、ドラマチックにボーカルがクローズアップされる展開のここらへん。
もう愛さないでと繰り返しながら、その言葉が2サビの理性からブリッジ(でいいのかは分からないけど便宜上そう呼びます)の感情へと変わっていく、その変化の仕方が本当にすごいと思った。
ブリッジ1人目のリノは(リノですか?←)、自分の襟元を覗く感じ。第一ボタンまで留めても隠し切れない何かを押さえていた手がふと緩んだような。(隠した本音的なものでもいいけど、今思いついたキスマークという大人の選択肢に震えている私しっかり生きろ)
そしてその後に続く2人目がヒョンジン。
これ↓白が2サビ、黒からはブリッジで、切ったこの後がヒョンジンパートになってます。
そのヒョンジンパートを聴いた時。
⏸⏸⏸⏸⏸⏸
いや押しすぎ。
だってさ、えっ?って思ったんだよね。
ヒョンジンあんた今みんなと違うこと言ったよね?
っていう、何かが来てしまったこの予感。
もう1回戻して聴いて。
⏸⏸⏸⏸⏸⏸⏸⏸⏸
♪愛さないでなんて言いたくないけど♪
連打しすぎて止まらなくてジソン来ちゃって最後まで聴いた。←
そして床に這いつくばりながら歌詞を調べましたわよ。
も う ね
【もう - ね】
彼詞。ヒョンジン変格活用未然に防げない形。
彼詞って何だとかどうでもいいです。
もうね、愛さないで。
オタクがのたうち回って地球割れる。
この言い方に単純に萌える部分もある。
でも本当に刺さるのはさ、この「ね」という一文字で露わになる、感情、痛み、どうすることもできない絶望、っていう襟元に隠したそういうものなんですよね。
リノヒョンジンにエコーがかかるのも、理性と感情の狭間で揺れる感覚を増幅させる。
でも揺れても、これをヒョンジンが切なそうにとか苦しそうにとかじゃなくて淡々と歌うのがとんでもなくよすぎるんです。
襟元から離した自分の手をただじっと見ているような。
そしてその手を下ろして。
もうね。
本当は愛してほしい。
ここから首元を晒してストレートに叩きつけるジソン、晒してしまった腹筋・・・じゃないわ感情を、逃避へと押しつけるチャニ、そして辿り着くそこは遮断。
この最後の息の根止める人、君はヒョンジンだろヒョンジンだよなヒョンジンであるはずだ!と自分に対して頑張ってみたけど。
次女のLINE↓
「もうもり」
無理すぎてもりになってる。
やはり君の名はチャンビンか・・・私ももりだ・・・やられたわ・・・。
こうして感情が揺れ動くブリッジは「嫌いならもう愛さないでほしい」とすべてを断ち切るように終わるけど、終わらせても断ち切れないものが自分の中にはまだあるわけで。
ラスサビはもう相手が去った後かもしれない。
それでもまだ自分の中に渦巻く感情が荒れ狂っているのかもしれない。
(そして私も荒れ狂ったよ。リノのDon't let me love youに重なるジソンのもう愛さないで狂わせないで。まじで狂うわ)
そんな感情をまた淡々と歌い収めるヒョンジンの、最後のもう愛さないで。
もうね、とは違う。
もう僕も愛さないから。
あの怒涛のラスサビをそこに持っていけるヒョンジンの感性がすごいと思った。
という、ヒョンジンにやられた1発目DLMLUでしたが。
なんか普通に曲感想になっててごめん。←
たぶんまたこの調子なんだろうけど、続けて2発目いきたいと思います。
2発目はですね、またその話?って感じかもしれないけど、Thereです。
ジソンの歌い出しがよすぎてそこから進めずなかなか最後まで聴けなかったこの曲ですが。
実はもう1箇所難所がありました。
それがヒョンジン。
ヒョンジンの、
Oh I think of you
I only fall for you
Feels like a never ending waterfall
ジソンと同じとこっていうね。
バカでかいジソンへの感情をなんとか消化してやっとここまで来たっていうのに、私またここで止めるんか。
でもここ、いいとこなんですよね。
ゆっくりと目を閉じるように思い出の中へと誘ったイントロをここでもう一度繰り返すんだけど、ここではもう思い出した全ての事が瞼の裏にあるわけで。
君といた日々のなんてことない記憶を、目を閉じて一つ一つ愛おしくなぞっていく。
そして目を開けて一人でそこに見る君といたこの場所。
っていう、目を開ける場面がヒョンジンのこのパートなんです、私の中では。
あ、MVじゃなくて音源聴いて下さい。MV見てたらそもそも目を閉じる隙がどこにもない笑。
まぁとにかく目を開けて。
瞼じゃなく目に映る今という時間。
想う気持ちも風景も何一つ変わっていない。ただ君がいないだけ。
そして静かに涙が伝う。
悲しいとか寂しいとか感情が揺れ動くわけじゃないけど、ただ静かに伝い落ちる。
その涙の質量を感じさせると思うのですよ、ヒョンジンの声が孕むあの吐息は。すごく胸を打たれた。
この曲って解釈はいろいろできると思うので人によって浮かぶ情景は違うと思うけど。
君がいない今を受け入れたんだろうなって私は思った。
思い出す全ての事が色鮮やかで、記憶の中の君はいつもあの場所で待っているけど。
君はもうここには来ない。
でもそれは諦めや絶望じゃなくて、ひとり君を想い続ける自分をそれでいいと受け入れた穏やかな気持ちなんだと思う。
っていうのは最後まで聴いて思うことだけど、ラスサビを思い出の繰り返しで終わらせなかったのはヒョンジンのこの歌があったからなんだろうなと思った。(もっと言えばその後のピリもなんだけど)
こうして物語を想像させるんだよね。鮮やかで柔らかな声と息遣い。
最後の一音の残響が消えた後も残るのは、・・・ごめんそこはやっぱりどうしてもジソンですすいません。
(この後本編は➡マークへ)←ついに会得した手法
ごめんついでにちょっと聞いてもらっていいですか。私未だにジソンの一声一息にうっ・・・ってなってるんだけど、その手に負えない感情を実はチャニがめっちゃ救ってくれてるんです。
ジソンのEvery minute, every hour〜のところの後、チャニのI'm thinking about the night sky and your eyes〜のところです。
ここほんとに歌詞もリズムも全部がチャニにぴったりで、歌い方もすごく好き。チャニのそのあやすような励ますような歌が、ジソンのとこで抱えたうっ・・・を軽くしてくれてるんです。
うん大丈夫、大したことないよ。みんなうっ・・・ってなるよ。僕もうっ・・・てなってる。
いや僕はそうはならないでしょうが。
どんな感情でも抱くのは自由だよって言ってくれそうな気がするんですよね、チャニは。
その歌声と優しいリズムによしよしされて、私は次のうっパートに備えるのでした。(なんだそれは)
➡(本編続きここから)
でもヒョンジンすごく印象に残ってる。
この感じ。
私の中でこの曲のサムネはこのイメージです。
ふっと思い出すのって、振り返って自分を見るこういう角度の彼氏じゃないですか?(いや何十年も前の記憶なので彼氏じゃなかったかも←)
大事なものを見るこの目も好き。
君の姿を撮すことがなくなっても、同じ目をしてそっと笑うんだろうね。
強烈ビューティーなヒョンジンも私を狂わせるけど、柔らかくて普通なヒョンジンが私は好きだよ。
このホワイトデーの時のやつ、
いや狂わないで。
って思ったけど、この後の素の感じがすごくよかったんだよね。
切った以外あえて何も加工してないスクショなんだけど、なんかきらきらしてる。
私がヒョンジンの何を分かってるってわけではないけれど、私の中のヒョンジンはいつもきらきらしてる。
あのほんと、誕生日軽く20日以上遅れた上にスクショで終わらすのかって話で大変申し訳ないんだけど。
ダンスもラップもボーカルも、絵も写真も、いろんなものがヒョンジンにはある。
そこで生み出される物語に息をのんだり胸を打たれたり、そして狂わせないでと悶えたり、あるいは今回普通だったなと思ったりもするんだろう。
その一つ一つが私の中のヒョンジンをきらきらさせる。
きらきらは、頑張ったことの欠片だよ。
誕生日おめでとう。
きらきらした1年でありますように。