「いい?見るよ?」
「待ってのたうち回るスペース作る」
と、万全の準備をして何を見たかと言えばこれですね。
そして片付けたリビングの床で思う存分のたうち回った。
「ねえ私たちなんで別れたの!?」
付き合ってません。
「もう一度やり直したいー!!」
だから付き合ってません。
「でもあたしにはもうハルトがいるから・・・」
そっちとも付き合ってません。
そんな私と次女と8人の元カレたちとの、もう戻らないあの日の思い出。
と言いたいところだけど、長々と連載してる暇ないのでとりあえずお好み焼きだけ焼いて終わります。
最初にこれを見た時から気になってた。
ビーダマンラムネ。
チヂミ玉。
すももサワー。
ジソンのオッパ感。
彼女がインスタントカメラでテキトーに撮った彼氏みたいな顔してる。
やばい。
よすぎる。
なにこの特別じゃないけど忘れられない感じ。
そしてここは・・・居酒屋?お好み焼き屋さん?
君がいないこの場所で思い出す全ての事。
これはあれか。
昔ジソンと2人でお好み焼き屋に行ったっていう、そして一緒にお好み焼きひっくり返して失敗して、やだもうウフフアハハっていう思い出が蘇るっていう、そういうMVがくるってことね。
アハハ。←
いやもうそのまんますぎて違う方向にのたうち回った笑。
下手くそすぎるだろ!と次女はすかさず突っ込んだけど、私にとっては当然可愛いよ。
可愛いけど。
「ファミマ次のコラボ商品これがいいよ。#スキズお好み焼き 〜HANが返した生地〜 ※ぐちゃぐちゃさが特徴の商品です。見た目が気になる方はお控え下さい」
これが売れる自信はない。
そんな商品企画案を提示してくる次女にはジソンの場面に沸く要素は特にないのだろうけど、私にはちょっとしたことがいちいち全部刺さりまくる。
マフラーを外す仕草、壁のメニューを指差して読む時の指差してない方の手の置き方。
中でも一番好きなのここ。
店員さんを呼ぶとこ。
はぁ?なんで?と次女は言うけど、なんていうか、コンセプトを演出したコンテンツの中の、 こういう日常的な動作を見たいと思ってしまうんだよね。
もちろんカンパーイとかアーンとかデート風場面も好きですよ。
(⚠️画像の後は妄想注意です)
◇
「はい、ヌナ」
「ありがとう」
グラスを差し出す手の、その指の折り方にいつも見蕩れる。
綺麗だな、と最初は思ってた。
でも今は。
「乾杯ー!」
「うん、乾杯。・・・ん?」
「ん?」
「これウーロンハイだよ?」
「うん」
「私運転しなきゃいけないから」
「今日は俺が送ってく」
「え、なんで?」
「な、なんで?」
「運転嫌いじゃん」(←実際どうかは知らない)
「・・・・・・」
「え?」
「・・・・・・酔った顔見たい」
「・・・・・・・・・・・・あそう」
今は好きだなと思う。
繊細に折った指で、忙しなくなぞるグラスの結露。
◇
どうしましたか皆さん幻聴ですか?←
でもまだあるから頑張って。(えぇー)
◇
「あぁー・・・」
「ほんとに期待を裏切らないねジソンは」
「・・・俺に何を期待してるんですかヌナは」
椅子に背中を預けて不貞腐れたようにウーロン茶を飲んでいるけど、そういうことだよ。
普段の君に期待することはないよ。でも、そうあって欲しいと思うことはある。
「普通でいることだよ」
あの時グラスを置いて少し困ったように私を見た君は何を思ったのだろうと、今も時々思い出す。
イヤホンをして君の新しい曲を聴いた。
◇
もう大丈夫です満足しました。
いやほんとにすいません・・・
とまあこうして、デート風場面も好きと言いつつも、頭の中ではあの日のジソンとヌナ(私とは言わん・・・というか自分を想定しては妄想できない)のストーリーが自動生成されてしまうのですよ。これなんかの病気かな。←
私の中のジソンは1%の供給と99%の妄想でできているのかもしれないけど、でも単純に画面の中のジソンの可愛さにやられてる自分もいます。
しんけん。
まだ熱かったの?
はぁ。
お好み焼き最っ高。
そしてアーンの場面も可愛いの。
いや、はいアーンっていうか、
はいフーフーなんだけど。
これさ、フーフーしてはいアーンと見せかけてでも可愛いけどさ、ヌナ俺のもフーフーしてよでもいいよねっていうかもうそれがいい。
そしてアーンと見せかけてって場面の正解は、
たぶんこういう感じなんだと思う。
彼女に目線合わせたまま、あげないよっていたずらっぽく食べてみせる。
そういう場面で、
すでに食い物しか視界にないジソン愛おしすぎる。
いやでも恥ずかしくて逸らしちゃった感もあるよ。慣れてない感じなのかなって思えば可愛さ100倍。(というかこれに慣れてる男とは・・・)
でもやっぱりさ、私の中で一番大きかったのは、恋愛の質感をリアルに感じるような大人になったんだなってことなんだよね。(いや恋愛してるって言ってるわけじゃないよ)
今初めて思ったことじゃないし、徐々に徐々に少しづつそれが当たり前にはなってきてたけど。
男の人だねジソン。
って思った。
特にどこがどうってわけじゃないけど、全体的な体の雰囲気というか・・・
大人になっても息子だと思おうとしてたけど、やっぱり無理だね。
自分が産んだ息子のとはたぶん違う、腕と、胸と、指と、それを見る自分の目。
いやそんな切羽詰まった欲求はないのでたぶん大丈夫だと思います。←
なんだろう。
大きくなったねっていうのも半分あるけど、それだけじゃない感じ。
男の人だねっていうの、今の私にはなんかよく分からないけど大きすぎる。
ハンジソンという少年が、私にとってあまりにも大きすぎたからなんだろうか。
でもこうして見ると全然男じゃないの。
なんだよ可愛い。
しかも何このプレゼントの持ち方。人差し指そこにかけるのジソンすぎるでしょ反則だよ。
結局ジソンはジソンなんだよね。
いろんなとこ見てきて、これからもいろんなとこ見ていくんだよ。
もうすぐデビュー5周年だね。
この先ジソンも私も変わっていくんだろうけど、もし私に君がいない時間が訪れることがあっても、きっと私はこんな風に思うんだ。
Every minute, every hour
変われずにいる 僕はまだ
どんな星も君ほど照らせないから
そしてぐちゃぐちゃになったお好み焼きとフーフーする口とテーブルに置いた腕を思い出すんだろう。
思い出す全ての事。
本当は君だけがいたあの場所。