INTRO感想(なのかなこれ)続きです。


【 02  CHILL 】

1番だけ作ってあったけど録音してみたらイマイチで、でも3時間もかけずにトップラインから全部作り直したっていうすごい曲。
そうやって短時間で作れるのって、何を表現したいかとどう表現したいかの両方がはっきりしてるからだと思うけど、さらにそれを実際に表現して形にする技術と才能も必要なので、ジソンはさらっと言うけどやっぱりこれ天才の所業だと思うんです。
だけど私がそれ以上に天才の持ち物だと思うのはその感性。
これに惹かれる人は多いと思うけど、でも言葉で説明するのって実は難しいよね。
だけどリノがすごくシンプルで分かりやすいこと言ってくれてた。


わかる。
いやわりと皆さんそうだと思うけど。
素人なので何て言ったらいいのか分からないけど、ジソンに特有の曲調・・・とは違うか、なんかありますよね。
なんか・・・なんか、ほらあの・・・


それだ。
ほんと分かってるよねリノ。
やっぱ言うだけのことはあるよ。

言わせすぎ・・・

いや真面目に、すごくいい表現だと思いました。ハンジソンという人のジャンル。
感じ方は人それぞれだと思うけど、私はジソンの曲はジソンが最初から最後までソロで歌うのが鮮明に想像できる曲が多いように思います。
外側に広げて作るより自分の内側を掘り下げて作る感じ。メロディラインもジソンの感性が色濃く聞こえる。
このINTROでもリノとスンミンの歌い方を修正する場面があったけど、あーわかるわジソンならそう歌うよねって思いました。
出だしガイドみたいにジソンから始まって、そのジソンの感性をそれぞれの個性で味付けしていくんだけど、サビのメロディってやっぱ「あ、これジソン曲だわー!」って匂いがめっちゃするじゃないですか。
チャニ、リノ、スンミン、もちろんそれぞれ違う良さがあるよ。でも私はここをジソンが歌う声がもう想像の中に聞こえてるから、早くそれを耳で実際に聴かせてくれという欲求もフツフツと湧いてきてる。
そしてラスサビでジソンが歌い始めた時の到達感。満足感なんてレベルじゃない。
そして貫通感。自分がこれだと思ってるところを相手が一撃で撃ち抜く感じ。寸分違わず。
この快感をもたらしてくれる、ジソンのサビがラスサビ頭で初めて出てくるっていうパート構成、私的には最高すぎました。

でもこれ歌詞の和訳見てジソンソロじゃなくてよかったと思ったね。
こんな冷たい歌詞を最初から最後までジソンに歌われたらよすぎてもたない。
ジソンってたぶん興味がある時は物凄い集中力だけど、興味を失ったら全く見向きもしないタイプだと私は思ってて、それがめっちゃ刺さるんだけど、恋愛に関してもやっぱそうなのか、ジソンと付き合ってたら違う意味で心にいろんなものが刺さるけど、そんな超常現象起こらないから、冷めた気持ちをゴミ箱にへばり付いたガム扱いするハンジソン最高ってなる。(読みやすさのために読点つけたけど、オタクなので頭の中に読点なんかない笑)
っていう、要するに実はジソンソロバージョンも下さいって話だったんだけど笑、曲的にはリピート多いし全員で歌った方が映えるのかなと思う。

そしてそのガム案件もめちゃくちゃいいんだけど、刺さる歌詞は他にもあります。
まず「退いてくれる?」って言い方。
言ってることは別れてくれる?なのかもしれないけど、ニュアンス的には目の前から消えてくれる?みたいな感じなのかなと勝手に思ってる。
でもこれ別れ話してる場面じゃなくて、退いてくれる?は文字通り物理的にそこを退けなのかもしれない。
恋人らしく腕にまとわりついてきた彼女に、退いてくれる?
やば。めっちゃいい。(他人事だからね←)
けどまぁ何にしろ、かつては大事にしてただろう彼女に対して、退いてくれる?って冷たすぎない?


そ、そうなの・・・?

そして次、「思い出の中、ここからもう出て行ってくれ」。
思い出も全消去するタイプか君。次の彼女にはいいかもしれないけど、思い出の中にさえいさせてもらえないなんて冷たすぎない?


そ、そうな・・・の・・・?

思い出を消したい理由は冷めたからとは限らないけど、でもやっぱもう無意味になったものを片付けたいって風に聞こえるのよね。

それからこれ。「君も全て消すつもりだろう?どうしてしらを切って涙ぐむんだ」。
そろそろ言ってもいいかな。


どこが?

ただ冷たい歌じゃないと言うなら、「冷ます」ってところかな。すでに冷め切ってるのなら、冷ます必要ないよね。
それはもう愛ではないのかもしれないけど、無でもないのかもしれない。くわえた温度計の温度は0℃ではなかったのかもしれない。
でもそれを冷まして本当に終わりにするんだね。冷たい歌じゃなくて悲しい歌なのか。

もしも味噌の終わりがこれだったら、めっちゃいい!とは思わないけど刺さるものはある。
でもやっぱ冷まし切れない何かが欲しいのよ。
すっかり冷え切って気温も体温も0℃を下回る日々が続いておりましても(死んでるがな)、空だと思った自分の中に残る何かに薄々気づいていて、でもピリがギュインギュインやってた氷の塊にほっぺたくっ付けて、もっと冷まさなきゃ・・・とか言ってるハンジソンさんに冷えピタ1枚差し上げたい。(むしろ私にくれ)

まぁでも味噌に終わりはないと思ってる。
どっちも私から見れば浮気三昧なんだけど、おかげで他で何かあってももう動じない。
あでもこれは違うポイントで噴いたけど。

ちなみにこの前髪大好きすぎる本番もこれでいいのに

自分のポジション完全理解。

その後いろいろ配慮して恋人って言い直したけど、ここカットしないで字幕もわざわざ彼氏にして上げてくれたトーカーの編集の方、私から見たらめちゃ有能。

あと全然関係ないけど、これも自分のポジションよく分かってると思ったよ。


今はジソンをオッパと呼べる人も多いのだろうけど、言い切った後の笑顔含めて、ビジネスアイドルハンジソン最高と思った。(褒めてる)

待って話が逸れすぎた。
全然INTRO感想じゃないよこれ。ほんとすいません・・・
では気を取り直して、ちょっとMVのこと書いてみたいと思います。

この曲MVもめっちゃいい。


まじ最高のMVこれ。(チガウヨ)

いや本物のMVもすごくよかったです。
スーツで美術館っていういつものスキズと違う雰囲気が、ちょっとお洒落な音がする曲と合ってるし、そのどこか現実離れした感じが冷たさを表現する手法としてすごくいいなと思いました。
絵画にそれほど興味のない人が、美術館に並んでる絵を自分には関係ないものを見る目で見ていくような、そういう乾いた冷たさを感じる。
ふと一枚の絵の前で足を止めるような湿度も残ってるけど、結局無感情に目を逸らして立ち去ってしまうような。(そんなシーンあったっけ?ってことじゃなくイメージね)
終わった恋を興味のない美術館の絵画になぞらえてるようで、テーマと上手くリンクしてるMVだと思いました。

でもそれでもさ、やっぱりスキズのMVなんだよね。
この辺から怪しいなと思ってはいた。


でもこれはまだ大丈夫。
一対の上手なactorの辺りを表してるのかな、悲しい滑稽さを感じるし、チャンビンがまじでかっこいいから事故にはならない。

だけど一体どーしたらいいのこれは。


え?  もうシンプルにこれしか出ないよ・・・

冷ませっていうか覚ませ目を。
これはなに?
退かぬなら退かしてやろう君の椅子ってことですか?それにしたって退かし方よね。フォークリフトの有無を言わせない感半端ない。

しかもこの後そのソファーに座る場面、


この角度ならまぁいいよ。
でも正面いっちゃうとさ。


退いてくれる?

いやすいません、チャニさんこの後しっかりかっこいいとこ見せてくれるので。

っていう、いろんな角度からの見どころたっぷりなMVでしたが。
ジソンも見て。


どうですかこれ。
はぁ・・・ほんとに最高。
ジソンの何を見せたらいいか分かってる人の演出だよね。
ここが特にそう感じたんだけど、全体的にジソンの撮り方めっちゃ私の好みだった。

はい。
ということで、いろいろ寄り道しながら語ってきたシキョ感想でしたが。

・・・違う。INTRO感想、でしたね?

やばい着地点が見えない。どうしよう。
あ、でもあれがある。


よかったよねジソン。それが一番よ。
昔ジソンがどんな風に大人になっていくのか見たいと思ったけど、幸せそうに見えるよ、今のジソンは。
君の才能も大事だけど、君が元気でいるのがもっと大事。

と、ほんわか温かく仕上げた空気が冷めないうちに終わります。

ていうか1回1曲ペースでいったらこれまじで当分終わらないんだけど。
次回からもうちょい端折り気味で頑張れる・・・かな・・・。