続きです。
お化け屋敷の準備をする楽しそうな4組の仲間たち。
それは彼らにとっては日常の光景で、当たり前のものだけど。
この段階でハルトの正体を確信してるのは、視聴者の他はジェヒョクだけ。(あ、あとアサヒもかな)
仲間と笑い合うハルトのこの一瞬一瞬が視聴者にはたまらなく尊いわけだけど、
同じくその瞬間の尊さを知るジェヒョクが思わず見せた、安堵と少しの希望を浮かべた表情がさらに尊い。
ハルトが幽霊だとみんなが知ったらどうなるか、アサヒが疑われた時のことを思えば明らかで。
でもこんな風に仲間とのありきたりで楽しい日常に溶け込んでるハルトを見て、もしかしたらもっと違った未来を期待できるんじゃないか、いずれハルトはここを去らなくてはいけないとしても、それは寂しく温かい別れになるんじゃないか、そんな希望をジェヒョクが抱いた気がして救われました。
こうしてお祭り気分の中にも、温もりと微かな切なさがあったりしたんですが。
その片隅では苦く重い塊を独り飲み込む人もまたいました。
お父さんからの電話に、俯いてごめんなさいと答えるドヨン。
父のセリフは胸くそ悪いから省略です。
息子の価値を成績に求める父と、それでも父親に自分の価値を見出してもらいたい息子。
多くの親にとって、子供はただ自分の子供だということだけで何物にも代えられない価値があるものです。というか価値なんて言葉使わない。ただただ大切なものです。
だけど親も精神論だけで生きてるわけじゃないので、良い成績を取って高い学歴を得て欲しいと思う気持ちは分かります。
でもそれは子供の将来のためにと思うならです。今は子供がそれを望まなくても、世間的に明るい未来へ繋がる道を歩いて欲しいと思って優秀な成績を強いるなら、理解はできます。(良い親ではないかもしれないけど、子供が世間的に幸せそうに見えることで安堵できる部分は私にもあります。ただそれを最優先にしてはいないと思ってる)
ドヨンのお父さんもドヨンの将来を思っていたかもしれない。そしてドヨンにとっては大事な父親で、父の期待に応えたいと思うのだろうけど。一言で言えば、クソ親です。←
さて。
それぞれの思いを抱きながらも仲良く準備を終えて、いよいよお化け屋敷スタートの時間となりました。
ここで今度はそれぞれのコスプレを披露してくれるわけですが。
まずはドヨン。
ハロウィンではシスターだったけど、本番では神父様です。
って全身写真じゃなくて申し訳ないですが、なかなか似合ってます。
見た目もそうなんだけど、このストイックな感じがドヨンの役のイメージにも合ってていいチョイス。
そしてこのドヨン神父が担当する受付に現れた、お化け屋敷最初のお客さんはというと。
要所要所でちょいちょい出てくる隣のクラスの友達コンビ。
なかなか個性的でいい味出してる二人だけど、今回彼ら大活躍です。いや活躍というか荒らしたというか、えーとあの、現実を見せたというか。
ほんとの現実はあの子ら結構おもろいけど、ここでは一生懸命仕込んだポイント全部空振ってる姿が逆にストライク。(いやボール球の子もいたりするけど、ジョンウ私のハートにデッドボール)
ではその様子を順に見てみましょう。
中に入れば雰囲気はわりといいのよね。
隣クラスコンビにも結構クオリティ高いと高評価。
きっと仕掛けもクオリティ高くて、ここから趣向を凝らした恐怖がじわじわと・・・!
と、一瞬期待はした。(のかな・・・←)
じわ・・・
じわ・・・
よいしょよいしょ、
じわ・・・
じ 早よせんかい。
っていう、安定のチェヒョンソク。
このお化け屋敷つまんねーじゃん期待外れーってシナリオだから、正しい演出演技なんだけど、もしこれがこのお化け屋敷まじで怖ぇ!ってシナリオだったとしても、
彼はたぶん、彼だと思う。
おじいちゃん、三輪車がんばって。(兄ちゃん人生極めてすでに爺)
そしてそんな爺が予言する通り、
ここから始まるのです、修羅場がよ・・・。
指示されたミッションを遂行するために職員室へやって来た隣クラスコンビくん。
ここで彼らを待ち受けるのは一体何か。
背後から忍び寄る気配と肩にかけられた手の感触。
振り向けばそこに、
大 女 優 。
この回見た時次女がジョンウのコスプレ雑すぎて可哀想って言ってたけど、いや私でかしたジョンウおまえ最高としか思わなかったよ大丈夫。
で隣クラスコンビの反応は、恐怖と言うより、
反射。
普通になんだお前かよ的なびっくりしたなんだけど、2人が怖がってると勘違いして気分を良くした女優、
ここだ。
韓国でも幽霊って脚ない設定なんですね。そして幽霊の定番ポーズも同じ感じ。
私の脚はどこだっていうのは日本で言ううらめしやに当たるのかな。
そんな古典的な可愛い幽霊(いや可愛いでしょ可愛いのよ)を、持ち場に戻れと温かく冷ややかに処理して立ち去る2人と、反応薄いじゃねーかと腑に落ちない様子のジョンウ。
ばかねジョンウ。
そんな型に嵌めて作られた演技じゃなくて、
ありのままの姿見せるのよ。
(鏡に映った自分に驚く図)
やばい、全然進んでないのに今回これで終わりだわ。
いつ最終回にたどり着くのか・・・。
ということで、次回に続く。