初めて見た写真の彼は、どこにでもいる男の子に見えた。
初めて見た歌う彼は、才能と自信に満ち溢れているように見えた。
初めて見た話す彼は一瞬、相手の顔色を窺った。
この子だと思った。






いやそんな劇的ではなかったけども。
その瞬間にこの子だと思ったわけではないけど、徐々に思うようになっていったんです。この子だって。
ただ才能があるだけだったらここまで惹かれなかったと思う。
今のジソンと同じくらいの年頃だった頃の自分が抱えていたものの片鱗を、ジソンの中に見たような気がしたから。
(言うまでもないけど才能の話じゃないので)
もちろんそれは同じものではないだろうし、彼の中に実際そんなものがあるのかも分からないけど、ただ私はそう感じて、彼がこれからどんな風に成長していくのか知りたいと思うのです。
私が得られなかった仲間というものを持つ彼が、その絆の中でたくさんのことを学び、たくさんの幸福を感じて大人になっていく姿を見ていたいのです。
言ってしまえば自分がこうありたかった姿をジソンに再現させて満足しようっていうエゴでしかない・・・ような・・・ガクリ。

いやいやいや。
そんなところに辿り着きたくて書き始めたわけではなく。
なんでこんなこと書いてるのかと言うと、最近次女にママジソンリアコ疑惑を抱かれていて、さすがにそんなことはないんだけど、毎日そう言われ続けるとなんかほんとにそんな気分になってきそうで、ここはひとつ自分を見直さねば!と思って書き始めたんですけど。
見直しすぎたわ。
もっと単純に、あーかっこいいあー可愛いと思ってる時の方が多いんだけど。
上に貼ったこの写真みたいな表情のジソン見ると、やっぱりこの子は私にとって特別な存在だなって思うんです。
自分が産んだ子供に思う気持ちとは全然違うけど、残念ながら笑、恋でもない。
名前なんて付けなくてもいいか。
ただ思うんです。この子だって。






*画像お借りしました*