スキズの曲の中でも特に思い入れがあるのがI am YOUです。
私がスキズを知ったのはたぶんI am YOUの活動が終わってすぐくらいの頃で、その時の最新作だったから長女はこの曲のMVをよく見てました。
だから自分が聴いてなくても曲が流れてて、この曲で9人の声の区別がだいたいできるようになりました。

I am Youって表現、すごく単純だけどすごく難しい。私には。
僕は君だよ、僕と君は同じだよって思えるような人がいたことは、私にはないです。
なくて普通じゃ?って思うかもしれないけど、私は10代の頃からずっとそういう存在が欲しかったのです。
今はあまり強くは思わないけど、その代わりに思うようになったのが、自分は空っぽだなということです。
そんなふうだったから、君の中に僕がいると彼らが歌うのが、すごく胸に刺さりました。

この曲はほんとに全部が好きで、パート割もバランスがいいし、みんなそれぞれのパートで自分の良さを出せてていいと思います。
特に好きなのがバンチャンの歌い出しとウジンのサビ。
チャニのこの歌い出しパートは全曲全バンの中でも好きなパートランク第2位です。抑えたトーンの中に感じる切なさに、出だしから苦しくなるほどやられます。
I am YOU〜のフレーズを歌うのはウジン、イエニ、チャニでみんなそれぞれに良さがあるんだけど、私の感性を突き刺してくるのはウジンが一番。
ウジンのボーカルは上手いけどそんなに好きなタイプの歌い方ではないんですが、この曲では私にとってなくてはならない要素でした。
今は全部か分からないけどジソンが歌ってて、ジソンのボーカルほんとに好きなのに、どうしても違う・・・って思ってしまう。
推しが歌うのを聴いてもまず喪失感がきてしまうのが辛くて、今のバージョンのはあんまり聴けていません。

歌詞はMVの日本語字幕でしか見てないけど、それでも十分いい歌詞だと思えます。
ありがとうとしか言えなかった僕が君に手を伸ばす
とか、
窓の外は一人でいるには寒すぎる
君がいるからここは暖かい
みたいな部分が特に好き。
この曲を聴いてた頃は君っていうのは普通に実体のある存在だと思っていましたが、LEVANTERを聴いてからは君は本当に僕なのかもなと思ったりもしました。
もう一人の僕、こうありたいと望む姿をした僕、理想の自分、のような。
でも私は他者としての君がいてくれた方が救われるので、そう思うようにしています。
自分自身にさえ自分が手に負えない時、心の拠り所になってくれる曲。
そんな曲を書いて、表現して、自分自身とちゃんと向き合っていくスキズたちは、明日も成長していくのだなと思います。







I see me in you のところがスンミニ ユーに聞こえるウジンくん。スンミンおまえか。
(チャニ貼っといてウジンの話)