○親パラメータ
・名前:フィロテレス:男
*職業:学者だ。学者は旅が出来る数少ない職業だった。教養10、財産、人脈、武力、善性の四つに5点を割り振る。
*武勇伝:凄く有名な貴族を助けたことがある。財産+3、善性+2。
*愛用品:何もない。強いて言うなら心だ 善性+5
*ダリド:残念人間でした。
<最初の噂話>凄い美人が死んだそうな。
 
・財産  ……1+3=4
・人脈  ……3
・教養 ……10
・武力 ……1
・善性 ……2+5=7
*財産1、人脈3、武力1、善性0、計5点。
 
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風来の残念人間(誤植に非ず)。
結構な名前を付ける程度に見識が有る親元に生まれたらしいが、
親を亡くすと己の名前…愛とその目的の意味を求めるとか言い出して、旅の身空になった。
帰る宛てが無い程ではないようだが。
ちなみに名前は“目的を愛する”とかの意味で“愛する目的”ではなかったらしい。
その辺からして残念人間である。
道中、たまさか行き会った名の在る貴族を助けたとかで、支援してもらう程度の関係になった。
…が、これが彼の人生を複雑、ある意味ではシンプルなものに変えた。
ダリドは人間。学究を求めたのも、特殊な才は期待出来ないと諦めた実情もあった。
 
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(全員共通・強制イベント)貴方には子供が出来る。
凄く有名な貴族を助けたことがある。を選んでいた場合、その貴族の子を我が子として預かっている。
 
世に簡単で旨い話は無いと言うそうだが、フィロテレスの場合はその子供がそうであったと言えるだろう。
助けた相手は確かに随分と気前も羽振りも良い貴族であり、それ故流す浮名も同様と言ったものであった。
気付けばタダで人に差し出すには破格という程度の財貨と共に、庶子の一人があてがわれていた。
奴隷に手をつけた結果生まれてしまった子らしいが、母親である奴隷が亡くなるも、
隠匿するのに色々不都合が重なってどうにもならなくなっていた…という事情であったらしい。
…”もっと手間の掛からない手段”なぞさして珍しくも無い時代だと考えれば、
大した徳者であるという事が言えるかもしれない。
或いは、この子自身の運か、それ以外の何物かによる加護の強さか。
 
名はテュクス。“運”という名が相応しかろう。
 
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学者だ。学者は旅が出来る数少ない職業だった。を選んでいた場合、戦争のついでに奴隷狩りにあってしまう。
これを切り抜けるにはケンタウロスか人魚、ハーピーでないといけない。それ以外では奴隷になってしまう。
 
→人間なので奴隷に。
 
…後から幾ら振り返った所で、この時に関する記憶はあまりない。
過ぎるものと言えば、自らの不見識故に、広がり続ける戦域を見誤り、そこに踏み入れてしまったという後悔だけだ。
他者から預けられた子をよすがとする己の浅ましさが、生きる糧となった事を知る。
私はこの思いを記さなければならない。
 
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教育→教養+1、善性+1
 
奴隷の身空で、子供に与えられるものなどさして有るはずも無い。
母の語る寝物語にもなりはしないであろうが、
己の見てきた善き事物と思われたものを少しずつ伝える。
テュクスは何も語らない。
ただ、私の声が止まる時、時折終わりかと尋ねるような眼差しを向けるだけだ。
 
結果:
テュクス:貴族の子(庶子)
 
・財産  ……0
・人脈  ……0
・教養 ……0+1
・武力 ……0
・善性 ……0+1
 
 
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投資:教養、財力
 
誰かの求めに応じられる仕事は、奴隷にとって神の賜物に等しい。
質の良い酒を求める声が、噂の俎上に上りだしている。
…他方、奴隷にとって有り難くない話も混ざる。
手を打つ必要がある。