備あれば憂なし。「ベニスに死す」は映画の中の世界だった、この頃は。

スーツケースを旅行モードから入院セットに入れ替え...フラッシュ・バック

何時コロリと逝くか解らない。質実な育ちを裏切る発露をお赦し下さい。

未だ感染しておりません。念の為...祖母の寿命の倍生きてる、東京五輪生まれ。

 

 

 

太陽が燦々と降り注ぐ光の中に居ながら、当時はモノクロの世界に閉じ籠り。

学校のプールで足の指を縮こめる様に、リラックスすべき場所で五感を閉じていた。

記録を紐解いても、潮の満ち引きと指の事ばかり。顔が硬ばり、馬脚を露す。

 

 

現実に戻り、スーツケースを「旅行仕立て」から「入院セット」へ入れ替える。

中から、ヘイマン島で読んでた書物や今は用のないリゾート用具etc.が出てきた。

丁度、四十歳を迎える頃、それまで避けてきた紫が身近になり。布の命は短い。

 

 

冬季鬱から逃れられたが、一週間〜十日間で、暗譜が飛ぶのではないか?

移動中、乗り物酔いするのではないか?と気苦労が絶えなかった。馬鹿だ!

1990年代はブルー中心、2000年代は紫へと、変遷していった。順不同。

 

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戦時中の防空壕で「昔は、菓子パンを犬にやってなぁ」と呟いた祖母(享年28)に

コロナ禍、こんな記事を投稿する自分を重ねてしまう。自らに厳しく↑機嫌良く食を断った方。進駐軍がジープから施すチョコを、子供達に拒否させた、夭折の祖母。

食を断つ...血縁内に三人。僭越ながら、肥田春充多田智満子の身終いをご参照下さい。

 

ユルスナール著書「ハドリアヌス帝の回想」最終章の暗唱宿題

 

コロナは生命力を篩に掛ける「ノアの方舟」。著者は底無しに性善説。

https://twitter.com/fugahelix/status/1014708874480193536?s=20 

飯島耕一がこの作品を他人に知られるのが惜しくて、ひた隠しにしていた?

のも、共感できる。(網島寿秀訳の後書きより)

 

 

初潮を迎えると、聴力が潮の影響を受ける..調律師の言。

「ヴァイオリンの声をした少女」と「牛乳のお碗」は、

変声期でボーイソプラノを卒業する少年や、

充実期に入った自分に寛容になれない少女に、響くだろう。

十五歳の私に届けるつもりで、シュペルヴィエルについては、改めて書きたい。

 

牛乳のお碗

ノアの方舟

 

 

 

 

ヘイマン島の歴史と現在。

https://www.qhatlas.com.au/journey-hayman-island-1938
https://www.ihg.com/intercontinental/hotels/jp/ja/hayman-island/hisha/hoteldetail#scmisc=nav_hoteldetail_ic
追記:8分半~干潮(そこか?)の様子が紹介されています。

時差が殆ど感じられない、冬季鬱にはもってこい!の地。

つづく...