去年から小さな暮らしをする準備を少しずつ進めていました。

 

今年になっていろんなことがトントン拍子に進みはじめて、家の整理を急ピッチでしないといけなくなりました。今までは、両親の作品を1人で守ってきたのですが、新しい住処には両親のすべての作品を持っていくことができず、処分することを覚悟していました。

 

そのため、一点でもいいので作品を残すために…二人の作品を大事にしてくれる人の元へ届ける活動をしていました。

 

ただ、莫大な作品の数!!

 

父の大きな油絵(100号サイズ)だけでも100点近くありました。母の作品も大きくて重い作品ばかり。合わせると、膨大な作品数な上に、一般の家に置くのはちょっと厳しい大きな作品ばかり。

 

どうしよう滝汗

 

間に合わないゲッソリ

 

そんな途方にくれる私に救世主がキラキラ

 

父の7回忌の展示会を手伝ってくれた画家の三浦隆信さんご夫妻。三浦さんは、父の後輩で今までも絵のことが何にもわからない私に手取り足取り教えてくれました。

 

父の展示会ピエロこちら

 

三浦さんご夫妻の協力のおかげで、二人の作品をたくさんの方にみていただき、気に入ってもらうことができました。そして、一点でも残せればいいと思っていた作品が、人から人へ繋げていただいて、嫁入り先が少しずつ決まっていきました。

 

老人福祉施設、公民館、高等学校、幼稚園、病院、マンション、会社、サロン、飲食店 etc

 

たくさん人の集まる場所に置いてもらえることになりました。私が仕事をしながら、家のことを1人でやっていたので、作品のことで動ける時間に限りがありました。でも、みなさんが私の状況を理解してくれて、協力していただいたので、どうにかこうにかやり遂げることができました。

 

最後の作品を届けたのは、家を解体する1日前でした。

 

結果

 

一点でも残せればいいと思っていた作品は、嫁入り先がすべて決まりました。

 

福岡市内が多いのですが、他にも県外や海外にも作品が旅立っていきました。一番遠いところは、私の大好きなスイスの友達のところです。

 

いろんなところに旅だった二人の作品に、いつかどこかで偶然に出会うことがあるかもしれません。そのときは、ぜひ二人の作品を楽しんでいただけたら幸いです。

 

これまで協力していただいた皆様、父の原田健治と母に代わって、心から感謝申し上げます。

 

 

ありがとう