採血のことを書き始めると、
意外にネタがたくさんあることに気づく( ´艸`)
こんなに定期的に更新するのは久しぶりかも(笑)
それでは、その③
採血をしていて、たまに言われる、
「これ(血液のことね)って赤くないけど、大丈夫なの?」
それこそ真っ赤な血液が出てきてしまったら、
確実に、
「誰か手を貸してください~((>д<))
Dr.呼んでください~(゜Д゜;≡;゜д゜)」ってなります。
看護師は大慌てになります(+_+)
動脈血は「真っ赤」なの。
ほんと綺麗な、綺麗な赤。
惚れ惚れするくらい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
動脈血は、心臓から全身にまわる血液。
酸素を含んでいるので、真っ赤。
採血しているのは、静脈血。
身体の各組織で酸素と二酸化炭素を交換して、
心臓に戻る血液のこと。
なので、黒っぽくないと困る(゚_゚i)
左が静脈血 右が動脈血。
これだけの違いがあります。
(画像拝借しました。今の職場だと動脈血採ることはまずないからな…。)
どちらも体の中を巡ってます。
人の体ってスゴイよね(≧∀≦)
動脈は、
かなり深い位置にあるから、
通常の採血で刺すことはまずない。
刺そうとしても、刺さることもまずはないはず。
なったって、針垂直に刺すからねΣ(゚д゚;)
動脈採血は、
看護師は基本できないので、
Dr.にやってもらうこと。
なぜって?
動脈で調べたいことの時だけだから。
身体の中の酸素の割合とか、
かなり重症な時にやる、
はず(笑)
通常の電解質とか、貧血の値とかは静脈で事足りる。
そしてなにより止血が大変(x_x;)
動脈は、
心臓から全身に血液を送らないといけないので、
「圧」が高いの。
普通採血をして、
2~3分押さえていれば、血は止まるよね?
でも動脈はというと、
15分以上押さえていないとダメ。
しかも、噴き出してきちゃう。
ぴゅ〜、って(ー ー;)
時代劇でよく、
誰かが切られたりすると、
障子まで血が噴き出すシーン。
見たことあるよね?
あれは動脈が切られたから。
静脈が切れるくらいなら、あそこまではならない。
時代劇を見てて、冷静に思ったことがある。
切腹で、介錯がついたのは、
お腹刺して、腹大動脈に届かない時に(痛くてね)、
自分だけじゃ、死にきれないからなんだろうな、って。
(なんつー看護学生だ…。)
あ、話がずれた…。
年配の方で、
筋肉が落ちてきてしまうと、動脈がすぐ皮膚の下にあったりする。
そうすると、
刺さってしまうことも、まれにある…。
ほんとまれにね…。
看護師20年以上してるけど、
1回だけ、動脈刺しちゃった・・・。゚(T^T)゚。
普通に点滴入れただけなのに…。
はい、事故報告書です…。
なので、
ある程度血液は黒くても大丈夫なのです(笑)
動脈血、静脈血これだけの違いがあるんですね~。
もっとたくさん違いはあるけど、
これにてその③終了~(≧∇≦)
その④は、
採血に使う針のことにしようと画策中(笑)