村上春樹がエルサレム賞を受賞したというニュース。
その受賞スピーチにグサッとくるものがあった。

村上春樹は、
戦争を生む社会システムを「我々を守る一方、時には組織的な殺人を強いる『壁』」にと言い、
人間を壁にぶつかると割れてしまう「卵」と譬えた。
そして、「自分は常に卵の側にたつ」と言った。

なんて分かりやすく、深い表現なんだろう。
第三者的な主人公を描くことが多い村上春樹からは想像出来ないくらい強い口調で、暗にイスラエルを批判している。

また、受賞辞退を求める声も出ていたことに触れ、「作家は自分の目で見たことしか信じない。私は非関与やだんまりを決め込むより、ここに来て、見て、語ることを選んだ」と言っている。


ところで、中川財務相のG7での泥酔会見。
最初は、「こんなおっちゃんいるよな~。ただの酔っ払いじゃん」と笑ってみていられたが、
唖然としたのはG7後の中川と麻生の言葉。

中川大臣は国会で、
「飲んだのを“ごっくん”ということであれば、“ごっくん”はしておりません」
飲んだかどうかくらい、自分ではっきり分かるだろ!

麻生総理は会見で、
「体を大事にして、ちゃんとやるようにっていう話をしました」と、半笑いで答えていた。
いかにも、嘘ついてます、って顔をして。


この緊張感の違いはなんだ。
作家は真実と向き合おうとしているのに、政治家は自分を偽ってまで体裁を繕おうとする。
それが当たり前のように、ごく自然に。


同じ時間帯に見た2つのニュースに感銘を受けたり、腹が立ったりした。
そして、日本の行く末に希望を持ったり、不安になったりした。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


2008年を振り返ってみると…

・実家を出て、初めて1人暮らしをはじめた。戸越は商店街が近くにあって、その割には静かなところなので暮らしやすい。ただ、あまりにも会社から近すぎてタクシー帰りが増えた。
あと、まわりにジョギングするのに適した場所が無くて運動量が確実に減った。(住宅街の細い道や交通量の多い国道は走る気になれない)といっても、公共プールで泳いだり、銭湯に行ったり、五反田でカフェったり、チャリで自由が丘へ行ったり、1人カラオケをしたり、なんだかんだで楽しかったです。

・仕事は2年目になり、「ハム」の片割れ並みにアゴの長い上司が10月に異動しました。入社以来ずっとお世話になっていた人。口うるさくて人格的にもどうかと思うところもあったけど、仕事に対しモチベーションは高く、完璧にやろうとする姿勢は見習うべきで、うちの会社にしては珍しく人を育てようとする意識を持っていた。後任で来た人は、うちの部署での経験が無いので、自分がしっかりしなくては、頼れる人はいないのだから全て自分でやるつもりでいかなくては、と責任感を強く感じさせられるようになった。
まだまだ甘い点が多々あり、失敗もして、いまの仕事で大切なのは段取り・根回し・周知なのだと再認識しました。基本的に俺はイケイケどんどん、頭より体を使え、のほうが好きなんだけど。

・恋愛事情に関しては(こんな事をブログに書くのは珍しい)、9ヶ月くらい付き合った彼女と8月に別れました。結構さらっと。今回は引きずったり、だらだらと続いたりすることもなく。こんなこと本人が知ったらショックを受けるかもしれない。もう思い出の1つに数えられてしまっている。
ただ、別れてから、休みの日にすることが無くなり、特に平日休みは暇を持て余すようになった。戸越の家に籠もるのも落ち着かないので、当てもなく出かけたり買い物したりするようになった。

・体について。前述したとおり、意識して運動することが無くなったり、休日があってもゆっくり過ごすことが少なかったからか、体調が思わしくない時が増えた。ここ3~4ヶ月はずっと腰が痛かった。バランスの良い食事をしてないせいかも。体が資本、と思って大事にしなくては。


2008年を総括すると、大学を卒業して社会人になった2007年と比べて、落ち着いた1年でした。大きな波乱も転機も無く。その分、努力や挑戦を忘れてしまっていた気がします。成長したと思える部分も少なく…保身に走った部分もあるかも。大きな変化といえば、1人暮らしを始めた、ってことぐらいですから。
気がつけば、今年は25歳。四捨五入すれば、アラサー。around 30。30までは冒険し続けていいと思っている自分にとって、制限時間はあと5年。きっと、あっという間だろう。だからこそ、2009年は飛躍の年にしたい。

そのために2009年にすること。


・いまの仕事環境から飛び出す
 →今年は異動があるかもしれないし。もっと自分の力を試せる場所にいきたい。苦労は望むところ。

・主体的に動く
 →周りの顔色を窺うのではなく、自分の主張をする。自分発信のプロジェクトを進める。

・社労士の資格試験に挑戦する
 →人事関係の事は会社にいる限り、必要な知識だろうし、自分にも合ってると思う。

・英語力を高める
 →これは完全にサボってた。ビジネス英会話を復活させる。

・数字に強くなる
 →まずは会社の通信教育を4月までに終わらせる。

・海外旅行へいく
 →気づいたら丸2年以上いってない!フィリピン以来。1ヶ月くらい、ば~んと行けないかな。インドとか、南米とか。バックパッカーで。海外じゃなくていいけど、スキーがしたい。あと登山がしたい。

・残業をできるだけしない、だらだら仕事をしない、早く帰れる日はスパッと帰る
 →スピード感って大事ね。


2009年は素晴らしい年になるはずだ!
だって、さっき見たフジテレビの女子アナの番組で、ふたご座は恋愛運が最高で、ねずみ年生まれは金運が最高だったもん。
意外と占いを信じやすい性格です。
キオスクでのふとした出来事。

小腹が空いたので、チョコレートを手にしてカウンターに差し出した。

店員は反応良く、「120円です。」と応える。

普通なら、その後、俺がお金を出して店員が「ありがとうございました」とでも言って会話は終了なはず。

ただ今回は違った。

俺が財布の中の小銭を探している間、「こちらのお菓子もおいしいですから次は是非どうぞ。同じ120円ですし。」と微笑みながら言ってきた。

さりげない営業トーク。

しかも嫌らしさが全く無い笑顔と話しかけ方だった。

一般的なキオスクは、それがポリシーであるかのように無愛想で機械的に売買を成立させる。

しかし、この店員はそんなイメージを払拭させるぐらい感じの良い接客姿勢だった。

やりがいを実感しながら仕事をしているようにさえ感じられた。


劇場で働いていると、日常生活ではきっと話すチャンスがないような人と仕事をすることがある。

例えば、お掃除のおじちゃん・おばちゃん、ガードマン、近所の駅員、神社の宮司などなど。

そういう機会が増えたからか、街で働くさまざまな人々がどんな想いを持って働いているのか気になるようになってきた。

学生時代は考えもしなかったが、直接話をしてみると、一見単純作業に思えても彼らには彼らなりの考えやプライドがあることに気づく。

そこにはもちろん人間ドラマもある。

昨日は、掃除業者のベテランさんが新人さんに掃除機のかけ方を教えている姿を見かけた。

ちょっと指導が手厳しいようにも見えたが、お互いに一生懸命だった。


日々は流れるように過ぎていくが、人と人が接する限り、空白の一日は無い。

やりがいのある仕事を手にするのは難しいかもしれないが、いまの仕事にやりがいを見つけるのはそう難しくないかもしれない。