昨年12月頃に、子どもが3人以上いる世帯は大学の授業料が無償化されるという案が出ていましたね。
それで、ずっと気になっていた事があります。
本当に必要な少子化対策は、そこではないのではないかということです。
確かにその制度ができると助かる子ども達、ご家庭があると思います。
でも、実際これから親世代になっていく人たちの中には、大学で学ぶために奨学金を借り、それを必死で返している人も多くて、結婚への気持ちが持てないというか、踏ん切りというか…そういう気持ちが起きにくいのかと思います。卒業した時点で何百万もの借金を背負うわけですから。
このご時世、皆が正社員で働けるわけではありません。
中には中々安定した仕事に就けず、返還ができなくなり自己破産をしてしまう人もいるそうです。
自分のために背負ったものとは言え、悲しすぎます。
なので、勿論これから大学生になる子にも、今奨学金を返済している人たちにも、何かバランスよく出来ることはないのかと考えてしまいます。
政治に対して素人の私には、さっぱり浮かびませんが…。
それから、男女共同参画とかっていって、女性もどんどん社会進出していますよね。
それは自体は良いことだと思います。
ただ、そういう女性がもっと子育てしやすい職場環境を作っていかないといけないと思います。
私の住む地域では、共働きの方が多くて、朝早くから夕方遅くまで保育園に預けて仕事をしている人が多数です。
病気をすれば休まなくてはいけない。
田舎の零細企業が多く、職場環境が子育て世代に優しい所ばかりではありません。
休みすぎて解雇。
休めないなら病児保育。
病児保育に預けても、表面上の症状は良くなっても、子どもの心は満たされません。本当の意味での安心感は得られません。
親子の関係はどうなる?
心身ともに回復するには、やはり家族といることではないかと思います。
病気の時の我が子を看ることで、子育てに対する知識も身につきます。
病気の我が子と一緒にいることで、その辛さを共有できます。信頼関係が強くなります。
親としての自覚や経験値も増します。
自信もつきます。
きっとそうだと思います。
病気のことに限らず、子育てで自分が経験して得た事を、我が子が親になった時に、伝えてあげられると思います。
親から子ヘ…。その繰り返しってとても大切なことではないでしょうか?
日本中の企業が、せめて2歳くらいまでは(できれば3歳)、どの業種も短時間勤務や育児休暇、子どもの看病の休暇が取れるような、取りやすいような制度を国が定めて義務化しないと、子どもを2人3人と持とうとは思わないと思います。
大手の企業や、都市によってはそういう所も沢山あるでしょうけど、小さい所はそうでない所も多いです。
仕事と家庭の両立の難しさなど考えると、あまり病気をしなくなる2〜3歳頃までは、何かしらの対策があればいいのにと思います。
国は税収が欲しいので、お母さん達に働かせたいのでしょうけど。
今のままでは、絶対に少子化は改善されないと思います。
お母さん達が働けるように、保育園の増設や保育士の確保も大切でしょう。でも、本当の意味での子育て支援、少子化対策って何なのでしょうね。
あと、子育て支援はとても大切なことですが、若い世代が結婚したいと思う社会にしていくことも必要なのかな〜と思います。
珍しく、真面目なことを書きました笑