個展まで、後10日となりましたのでDMを載せさせていただきます。
緊急事態宣言から3週間…
新たな感染者数は減ってきたようにも見えますが…
まだまだ気の抜けない状態。
日々の感染者数に一喜一憂し…
いったいいつになったら…
とか考えるのも、ちょっと疲れてきましたので…
粛粛と準備を続けておりますが…
さぁ、どうなることやらです。
みなさまも、自粛自粛で窮屈な毎日をお過ごしのことと存じますが…
今は我慢のしどころ。。。
海外のような医療崩壊を起こさないためにも…。
朝倉加代展 LEVEL X Lab.
- 儚種研究所 - in Muromachi
Kayo Asakura Exhibition
2020年5月8日（金）～5月17日（日）
12：00～20：00（最終日17：00まで）
◎11日（月）は休館日
「LEVEL X Lab. ―儚種研究所―」
（ボウシュケンキュウジョ）
LEVEL X Lab.（レベル エックス ラボ）とは、
人の心の奥深くに作用するものを科学する研究所です。
今回はその一部として、絶滅してしまった生物、天気管、殺菌作用があるといわれる苔を使った苔リウムなどを間近に体感していただく移動実験室です。
今回の個展は、本当開催を迷いました。。。
何を迷ったかというと…
この時期に開催する意義…
大きなことをいえば、こういうときに芸術やものを作る人間に何ができるのかということ。
人を集める個展というカタチはウイルスの拡散になりかねないものの、ドイツの首相の言葉のをかりれば芸術は人の心に必要なもの。
心をやわらかくするためにあるはずです。
そこだけを考えると、私の作品が少しでもみなさまの心をやわらかくできるのであれば…という思いが勝ちました。
そして、会期…
感染の拡大がどのくらいまで広がるのかや、緊急事態宣言が出るのがいつか、どのくらいの期間出るのか、もう少し時間をおいてでもいいのか…
いろいろいろいろ悩みました。
でも、ギャラリーのオーナーである久保さんの
「警戒しながらも落ち着きを取り戻す
日常生活のスタート」
という、ひと言でハッとしました。
そうだ、収束しないことを前提に考えていた！
この事態が収束し、ふつうにみなさんがギャラリーに来られる環境になっていることを思い描きながら準備をしょうと！
このカウントダウンは、収束へのカウントダウンになることを願ってやろうと。
もうひとつ…
今回の展示作品の一部には「ウイルス」をモチーフにしたものがあること。
これらの作品は、１年前から考え、試行錯誤してきたものです。
世界中がウイルスの脅威に震える中…
知らないからこその怖さを取り除くためにも最も重要な「興味」「理解」へつながるかもしれないと思い発表すること致しました。
ヒトゲノムが解明されたとき、ヒトゲノムの１０％がレトロウイルスに由来するものであることが解明されております。
これは、何万年も前に感染したウイルスと人間が共生できた証です。
ウイルスは病原性の強いものが多く、今現在のように人の命を危険にさらすこともあります。しかしこれは、そのウイルスと人類の付き合いが、まだまだ短いということを表します。
今だからこそ、未知の怖さを取り除き、ウイルスに対する正しい理解を深めるきっかけになればと思い発表することにいたしました。
声を大きくして、みなさまにお会いできるのを楽しみに致しております！
…とは、まだ言いにくい時期ですが…
無事開催され、みなさまの笑顔にお会いできますのを楽しみにいたしております。