図々しい患者

あまりの暑さに身の危険を感じるのか、今日の来院者は少なめ。

午後も初めはどっときましたが、ピッタリ定時に終わるのではないかというくらいでした。

ところが5時1分前、「あー、間に合った間に合った。」と大声を出しながら入ってきたおばちゃんがいました。彼女は水虫の患者。もちろん専業主婦。なんでわざわざギリギリの時間にやってくるのムキー

しかも診察が終わり採血の前にどかっとベッドに足を投げ出して座り、かかってきた携帯の電話に出て話し始めた。

最初は「いま病院だから」と電話を切ってくれるだろうと一同見守っていたが、話は脱線し始めて近況報告までし始めました。

これには先生ブチギレ。

「電話は後にして!」

それに対しては謝りもせず、悪びれもせず、電話をきり、挙げ句の果てには「先生んとこはあれだね、休み多すぎだね。」

「そんなことないわ、普通です!」

それまでにこやかに話していた先生を鬼の形相にさせる。

全く図々しい。

患者は神様でもないし、患者様でもない。

夕方ギリギリまで仕事をして必死で駆け込み「ギリギリになっちゃってすみません。」と謝る他の患者さんの爪の垢でも煎じて飲んでください。

過度な馴れ合いは相手の不興を買うだけです。

よい待遇はこれから期待しないことですね真顔