昨日は「本能寺ホテル」観れてよかった!
ずっと観たかったやつ、公開してる時から。
「プリンセス・トヨトミ」が好きだったから、ほとんどその時のキャストで絶対に面白いじゃん!て思ったら、色々いわく付きだったみたいで「えっ!?」て思ってる間に見逃した。
いや~やっぱり面白かった!
けど、本能寺の変のあたりにタイムスリップもんどんだけ~!って思いましたけど。
本能寺の変では織田信長の遺体が見つかってないとか諸説ありみたいだから、展開が描きやすいのかな~とか、色々思ったりしながら楽しく観てました~
戦国時代も深~く掘っていったら面白いかも。
(江戸時代堀がち笑)
で。
やっと映画館に行きました。
今年初。
よる年波には逆らえないオトシゴロ。
まあまあ、弱ってました。
そんなわけで今年初の映画の感想は、
「羊の木」です。
ネタバレしてます!
そのシーンで起こる出来事の意味を自分なりに紐解きながら観る映画ってほんとエネルギーいるやつ。
でも、こーゆー映画が大好き。
映画観終わったあともずっと考えて、また疲れて笑。
色々頭の中を堂々巡りしてたけど。
あんなに不穏な空気に包まれたストーリーの中で、ラストの日常に戻ったような月末、町の人に受け入れてもらえた元受刑者たちの笑顔、死んだ小動物のお墓に芽が出たこと、雲の隙間から光が差し込んでる映像、エンドロールで流れる曲の雰囲気(英語の歌詞の意味は分からないけど)といい、何か最後に希望を感じられた。
エンドロールを眺めながらこう思ったことがいちばん心に残ってるかも。
あーゆー役やらせたら右に出るものは居ないってくらい松田龍平が怖かった。
最初の月末との出会いのシーンからフレンドリーな雰囲気が余計に不穏な感じで、無表情で飄々と話す彼の奥底にめっちゃ恐怖を感じながら、彼の中の何が本当で何を思ってて信じていいのかいけないのか。
月末もこんな気持ちだったんじゃないかなと思えるような、同じ恐怖感緊張感で観ていたから観終わってからの疲労が半端なかったのかもしれません。
これは、亮ちゃんが普通である役をずっと演じきったからこそ、私たち普通の人がすーっと月末目線で物語に入り込めたってことで、ほんとすごい俳優ですよね、錦戸亮は。
(監督もパンフレットの中ですごい褒めてた!)
「謎と向き合った際の主人公の困惑や戸惑い、ざわついた皮膚感覚のようなものをその瞬間ごとに観ている人が体感出来る映画にしたかった」とパンフレットを読んだら書いてありました。
そうです、まんまと作り手の戦略にハマってしまってたわけですね。
でもね、こーやって普段出さない感情を体感するってことは、精神衛生上いいらしいです。笑
あとすごーく変なことふと思ってしまったんですけど、亮ちゃんてテレビで錦戸亮として出てる時と映画で普通の人の役やってるときの顔の濃さが全然違うなって。
映画だと何か薄くなる。
(すみません変なこと言って笑)
とにかく色々考えさせられました。
全く自分とは違う価値観で生きている人たち。
どう受け入れるか。
受け入れられるのか。
亮ちゃんがパンフレットで話していたように、結局、最後は一緒にいたいかどうか…
なんですかね。
では、また。