ラストレシピ。
初めて公開初日の第1回目、舞台挨拶生中継回に入りました。
今回はちゃんと休みを取りましたよ。
毎回、初日は仕事で行けないなって思いながら、2日目に行ってたんですけど。
舞台挨拶当たる予定で、休みとりました爆。
(55000人のドームに入れない人が1700人の枠に入れるわけないのに爆←脳天気)

とにかく完成披露試写会などを除いたら1番、いちばん最初に観たかった!!!
愛!!!

そして今回、大好きな西島さんもいる♡

WSで見るたびに、ニノちゃんと西島さんは似てる似てる似てるとどんどん2人にハマっていき、映画の中で一緒のシーンがないことを残念に思ってましたが、映画を観終わった時には、この映画の作り方ではこのキャスティングじゃなければならなかった!!と感動しました。
ほんと見れば見るほど似ている。
パンフレットの表にニノ、裏側が西島さんなんですけど、うちのヨコ担裏の西島さんもニノちゃんと思ってましたから。笑
(衣装が違うやろ)


ダラダラと話はじめてしまいましたが、ひとまず3回観たところで心の中のことを吐き出したいと思います。

ここからは大分ネタバレです。
まだ観てない方は早く観て!!!!!!!

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まず、この脚本「永遠の0」の林民生さんなんですね。
だから、このようなストーリー展開なのかと納得。
そして、永遠の0との違いは主演が逆。
永遠の0では、過去の宮部久蔵。
ラストレシピでは、現代の佐々木充。
監督のおっしゃる通り、この作り方、確かに現代パートの佐々木充の映画にするのはとても大変なことだったと思いました。
過去パートの山形直太朗の方が印象強くなる作り方だから。
でも、ニノちゃんはしっかりと主役だった。
最後に物語の伏線とともに全て回収したのが、やっぱりカツサンドを頬張る顔。
監督絶賛の顔です!
ほんとすばらしい俳優。
ますます二宮和也を尊敬し、大好きが増しました!!!

そして。

とっても丁寧に作られてる映画でした。
料理のシーンのひとつひとつ。
物語の展開。
レシピ。
エンドロール。
全てがとても丁寧に。
観終わったあと、なんとも言えない感動が押し寄せてきて、しばらく放心状態でした。
席から立てないし顔泣きすぎてどーした?!状態になってるし、初日中継があって良かったと心から思ったのもつかの間。
ニノちゃんがスクリーンに出てきて本物じゃないのに(本物だけど)どーしよっってくらいカッコよくて倒れそうでした。
(すわっててよかた)




この物語のいちばんは、すべてが繋がった瞬間。
あの火事の中に飛び込むお母さんとその子供の顔がアップになった瞬間。
鳥肌が立つような感覚。
今までのシーンが走馬灯のように頭の中に流れ、一気に充の今に繋がる。
充の記憶を蘇らせる瞬間のあの揺れるような映像も印象的。
この感覚は体中に血がぶあっと巡り熱くなりなんとも言えない感情が広がる瞬間。
全ての伏線が回収され繋がったときのあの感覚がほんと好き。
充のあの繋がった瞬間の顔とともに私の心にも目の前の闇がスっとなくなるように広がる。
思わず、ああ!と声を上げてしまいたくなる。
・°・(ノД`)・°・

そして、もうひとつ。
(いちばん幾つあるの?)
場面はレシピの最後のページを開くところ。
充の顔。
思い出のレシピや写真からその想いが伝わる。
ここで私の全ての感情が大爆発。
声を出せる環境なら本気で声を出して泣いてたと思う。(え?)
口から出そうな嗚咽を堪えるのに必死でした。
そして、「美味い、美味いなぁ」の顔。
からのゼロからの出発。
現在の充と過去の直太朗の料理シーン。
時空を超えて二人が繋がった。
エンドロール。
・°・(ノД`)・°・
感動で言葉になりません。
・°・(ノД`)・°・
放心状態。


この美味いの表情は、ニノちゃんが監督に提案して、一発OKだった顔です。
※顔についての詳細はこちら


見どころはいっぱいで。

充が最後の料理を冒頭作るシーン。
簡易料調理台を広げるところ。
エプロンをつけるところ。
料理をするところ。
全ての所作が美しい。
何度観てもうっとりする。

そして、音。
料理している時の音。
食べてる時の音。

こういうひとつひとつに監督のこだわりが感じられる。
(おくりびとも所作のひとつひとつがとても丁寧だった記憶)

何より、充のエプロンをつける時の美しさよ!!!
これが、満州パートの山形直太朗のエプロンをつけるシーンと重なった時のシンクロ感(;ω;)
最初は物語の展開を知らずに観ていたのにすごく印象に残ったシーンです。


満州パートでも料理を作るシーンはどれも大好き。
ひとつひとつの工程がとても丁寧で美しい。
レシピを作るための写真撮影、レシピを書く紙、レシピが出来上がるまでの工程もすべてにおいて好き。


千鶴がなくなった時の直太朗と楊くんと鎌田くんのシーン(涙)も好き。
最初こそ満人としてのプライドがあった楊くんの山形直太朗さんへの信頼度の変化は名前の呼び方で変わってきているんだと思う。
あの宝物の調味料もその目安。
ずっとずっとその時間が続いて欲しかったと思うほど、幸せな時間だった。
あの空気感は暖かい。
観ているこちら側もそこに包まれている。
その感覚が好き。


剛ちゃんとのシーンも何となく関係性が普段の2人が垣間見えてるのかと思えてほっこり。
チャーハンを作ってるときの2人は唯一充が素で居られる場所なんだなと。
小さい頃からの絆があるからこそホッと出来る場。
ラストの方、柳沢が泣いてしまうシーンの充が肩に手を置きさするシーンもそう。
2人の関係性はどんな事があっても崩れなかった、直太朗と千鶴の関係と同じ。
パンフレットでは、直太朗には千鶴、充には柳沢がいて良かったということが書かれていました。

あとね、ニノちゃん、もとい充の食べ方がものすごく美しい(;ω;)
みんな見て!!!


2回目は、楊さんが出てきたシーンからもう涙がつーって。
その出会いから謀略が始まっていたのかと思うだけでもう( ノД`)
一緒にレシピを作り上げていく希望を持ったみんなの笑顔は本物なのに偽りだなんて。
楊さんの朗らかな笑顔はより後半の衝撃的な展開をより辛いものにする。
そして、私はこの兼松若人さん演じる楊さんに惹かれました。
彼の演技はとてもすばらしい!!!
兼松さんはオーディションでこの役を勝ち取ったそうです。
満州パートにオーディションで選ばれた人がいるとは知っていましたが、どの人か分からずに観ていたので、まさか楊さんの役を日本人がやってるなんて!!!と驚きでした。
河瀬直美監督の「あん」に出ているそうなので観てみようと思います。

西畑大吾くんはいい作品に出れたなって、今後に繋がるとてもいい演技でした。
大ちゃんの役は難しかったと思う。
心の葛藤をどこでどう見せていくか。
直太朗との最後のシーンは後後のシーンでも思い浮かびました。
(直太朗の娘との再開のシーン)
彼もニノちゃんみたいに考えさせられる内容のストーリーが似合う。
若い頃からそういう内容のものに関わっていってほしいと思いました。
恋愛ものでなく。


ここまで、取り留めもなく書いてしまいました。
まったくまとまりのない感想ですみません。

私はこの映画を観て、最近まったくやる気のない私の作るご飯は美味しくないだろうな。
子たちはこんな母さんのご飯に思い出の味なんか出来るのだろうか。
そんなことを思いました。

「できた料理は、君そのもの。それを食すは、君想ふ人」

この言葉がスクリーン映し出された途端号泣。
(書いてても泣ける)

今、何もかもめんどくさいお年頃の私ですが、時々は食べさせたい思いを込めて子たちに作ってあげようと思った次第です。

映画は時に自分を律してくれる言葉を投げかけてくれる。

ラストレシピもそんな映画の一つになりました。

とにかく、今年私にとって鑑賞18作品目になる「ラストレシピ」は、今年1番の映画でした!!!

3回目、私が観に行った回では、シルバーdayがと思うくらいお年寄りの方が多く。
エンドロールが始まってすぐに大分大きな声のひそひそ話が聞こえてきました。
迷惑だなと思っていたけど、全く止まることなく話し続けるご婦人。
まったくなんの話をしてるんだよ(怒)って思いながら灯りがついたので席を立ちその方の横を通り過ぎると、関東軍がなんちゃらという言葉が。
どうもご主人が満州にいたようで。
ハルピンにもいたそうで。
(通り過ぎる瞬間でどんだけ聞き取り爆)
この映画を観て、色々思い出してしまったのでしょう。
仕方ない。笑
その後も話は尽きないようでした。

このように老若男女を問わず楽しむことのできる映画はなかなかないように思います。

そして、美味しいものが食べたい!ってなる映画です。

色んな思いで観ることの出来る映画。

そういう意味でも、今年1番はこれ!!!

そういう映画を背負っているニノちゃんはすばらしい!!!
ほんと大好き!!!
これからも、二宮和也の映画を心待ちにし、観続ける所存です!!!


そして、
紅白の司会おめでとうございます!!!

今年の締めくくりも二宮和也。
楽しみに紅白を待ちたいと思います!!!
今年の紅白全保存!!!


ひとまずラストレシピ関連雑誌を読んで、また観に行きたいと思います( ・ᴗ・ )




では、また。