「RE_PRAY」佐賀公演、大成功でしたね。
TLが久しぶりに大賑わいで、気持ちが少し明るくなりました。
この成功は佐賀の皆さんによる熱い歓待があってこそだと思います。
また今回は「RE_PRAY」中のゲームを愛する方々や
ドキュメンタリーを見て興味をもった方々もたくさんいらっしゃったようです。
そしてもはや条件反射のように
「席を増やしたよ」と言われると無意識にポチってしまう我らはにゅオタと
それにしてもすごいなと思うのは
あれだけ一部のゴミメディアに酷いことを書かれまくっても
相変わらずの結果を出す彼の力です。
結果の出し方がアスリートというか。
元からいる多くのファンにはあまり馴染みのないゲームをテーマにするなど
ファンに阿ることをせず、かといって置いてけぼりにもしない作りにできる。
それは「自分がやってみたいこと」と
「観客の声を反映させること」の両立を
彼自身が徹底的に考えているからだと思っていましたが、そうではなく
彼の「やってみたいこと」を「観客の見たいもの」にできている…
そういうことなのかなと思いました。
振り返ると競技時代からそういう人だった気がします。
オーサーに難色を示されても、あるいは反対されても
自分がやりたい、やれると思ったことは実行していました。
例えば2013-2014シーズンのフリープログラムに4Sを入れることもそうでした。
もちろん戦略でもあったのでしょうけど
挑戦して失敗して負けたなら、その後の自分がどうすればいいのか解るけど
安全策をとって負けてしまったら
じゃあ次はどこを目指せばいいの?となってしまう、と
インタビューでそう答えていましたね。
だからといって、プログラムの完成度もないがしろにはせず
ソチ五輪後の世界選手権前には
「ジャンプも”表現のひとつ”になるようにしたい」
と話していました。
その頃の私は「そんなこと無理でしょ…」と思ったのですが
いつしかその言葉通りの演技ができる彼になっていて
高難度のジャンプを跳んでいることを忘れてしまうほどの
滑らかで美しいスケートをすることが当たり前になっていました。
羽生くんが19の頃から見続けてずっと思っていたのは
「この人は自分のしたいことをしないと後悔すると解っている」
ということです。
そうして駆け抜けたこの10年の間に彼は大人になり
プロとして成功し、身を立てています。
そんな彼を想い、私は今日も願います。
この先いつまでもブレない羽生結弦のまま
潔さと優しさを併せ持った羽生結弦のまま
ずっと見続けていたい存在でありますように。
私は羽生くんに吹く理不尽な風を遮る壁にはなれないけど
防風林があるのなら、そのうちの一本になりたいのです。