相続バトル -298ページ目

遺産は平等に相続する権利がありますが…

今の法律では、遺産は平等に相続する権利があると決められています。
相続人は相続時にこれを主張する方は多いかもしれない。
ですが同じく法律によって、実子は親の介護をする義務があることを知っている方はどれくらいいるのでしょうか?
「相続権は平等にある」ということを主張する方の中に、他の相続人と共に平等に親の介護をしてきた方がどれくらいいるのだろうか。


ちなみに見舞いは介護に入りません。
在宅介護を経験した方ならわかると思いますが、介護の一日は見舞いの何回分に匹敵するだろう。
私なら見舞いの50回分くらいが在宅介護一日の負担として妥当かと思います(でもこれはその家庭によりけりで、見舞い100回という人もいれば10回という人もいるかもしれない)
自分のペースで出来る見舞いは、相手のペースに合わせる在宅介護の比ではないと思います。
よって見舞いの大変さをアピールする人は、介護の大変さをわかっていないことをアピールすることになりかねますのでご注意願います。


話がそれましたが、
「法律では遺産は平等に相続する権利がある」と主張する方はそれと同時に、「法律では実子は親の面倒を看る(介護をする)義務がある」と言うべきかと思います。


法律の専門家も、自分の都合のいいように権利だけを主張する人に対して、「このような義務もありますが、介護をしてきましたか?」と言って頂きたいです。
そうでないと自分勝手な考えしかできない人に対して、さらに都合のいい考え方を教えるだけです。
例えば相続人達が三人兄弟なら、それぞれが毎日8時間に渡って親に付きっ切りだったとか確認してもらいたいです。
「仕事が忙しい」「親の住まいから遠いから」という人がいたら、自分の生活のほうを優先する言い訳ですし、親より自分の生活を優先した(介護放棄した)証拠になります。


それでも「法律はこうだから」という自信のある専門家の方は、事務所名も明かしながら反論できると思います。
個人情報ではなく法人情報なので、公表は敏感にならなくてもいいと思います。
そして「いかに相続権を主張できるか」みたいな人に対しても、本人に対して都合のいい事だけを教えるのはやめて頂きたいです。




※相続税法を勉強している学生さんたちへ。


法律が戦前と変わったとしても、人の心はいきなり変われません。
「法律がこうだから」と全面に押し出すと、悪い噂が広がり経営に響きます。
法律だけに頼らず、人の気持ちも考えながら遺産分割協議を進めないといけません。
経営学も学ぶとわかると思いますが、目先の利益ばかり追うと経営が成り立たなくなる可能性が充分にあります。