長崎から帰ってからというもの、
なんか毎日さだまさしを聴いている。


精霊流し
秋桜
関白宣言
主人公
もちろん長崎小夜曲w



そう、
蓮池が音楽が好きになるきっかけをくれたのは、
実はさだまさしさんだったりします。




蓮池の母はさだまさしファンである。
とくにグレープ時代(さださんの組んでいたユニット)の音楽が好きなようだ。

幼少期、母と音楽を聴いていた時のことである。



わー!この曲すごい綺麗な曲じゃね!!
なんて曲?


「これは追伸って曲よ。女の人の失恋を歌った曲。」


ふーん、女の人の曲をなんで男が歌うん?


「ふふ。それがさだまさしのええとこなんよ。」


ってか、この女の人、なんで髪切ったん?


「女の人はね、失恋したら髪を切るんよ。」


ふーん、へんなの。
でもわし、この曲好きじゃわ!



母とそんな会話をした記憶がうっすらある。



ロック少年になってベースを弾き始めてからも、
何故か、さだまさしは聴いていた。

特にライブ盤がお気に入りで、
15周年コンサートの2枚組CDをひたすら聴いていた気がする。
さださんは歌も素敵だが、トークもやはり最高なのである。


しかも、バックバンドのプレイがなんかすごいのである。
亀山社中というバンド名で、
ベースもはっきりした音色で、スラップバリバリ!
バキバキのフュージョンバンドのようであった。






時は流れ、上京してバンド活動に明け暮れていた19歳のある日、
先輩ミュージシャンに、


「お前のベースは音色が全然プロっぽくない。
本気で音楽活動するんなら、自分に言い訳できない位の
一生モノの楽器を買いなさい。」


と言われ、
ひたすら楽器屋をめぐった時期があった。
しかし音色といっても、
どういう音がプロっぽい音なのか、正直分からなかった。
ただ、当時マーカスミラーにはまっていたので、
ナチュラルな色で木目が入っているベースを買おうと心に決めていたが。
(見た目かい!w)



ある日、ベースマガジンに載っている1軒のお店が気になって、
行ってみた。

駒澤大学駅から歩いて15分。
まった遠いなぁ。。
なんてぶつぶつ言いながらお店の扉を開けると、
一人の男性が出てきた。


「いらっしゃいませ。」



あ、あの、楽器を、、探してるんですけど。。


「・・・どういった楽器を探してるのかな?」


な、ナチュラルな色で。。。


「・・・どういうのがナチュラルか分からないけど、
ゆっくり見ていってください。
気になるベースがあったら言ってくださいね。」


そんな風に言われ、恐る恐る店内を見渡した。

沢山のベースがあったが、
木目が綺麗な1本の4弦ベースに目がいった。


あ、このベース、弾いてみていいですか?


「はい。じゃあセッティングしますので、
少しお待ち下さい。」

そう言うとその男性はベースをとり、
アンプに繋ぎ、おもむろにベースを弾き始めた。



・・・凄かった。
綺麗で図太い音色のピチカートに、
バキバキのスラップ。


なんだ!?この人!?


「はい、どうぞ。」

と楽器を渡され、恐る恐る楽器を弾き始めるが、
緊張して何を弾いてるか、どんな音なのか、
全く分からなかった。


「どうですか?いい楽器でしょ。」


は、はい。検討してみます。。


逃げるように店を去り、
急いで帰宅して、インターネットで調べてみた。


Jiraud Bass Center
(現在は目黒区青葉台に移転)
代表 福田郁次郎

「さだまさし」ツアーに参加してバンド名を「亀山社中」としてライブ活動を開始。


・・・


めっちゃ聴いてた人じゃん。。


購入する楽器が決まった瞬間だった。


正直、諸先輩の言うプロっぽい音なのかは分からなかったが、

この人のそばにいたら、ベースが上手くなる気がする。
と思った。

もちろん音色も気に入ったから購入したのだがw
{BB5E920E-96F3-4CA1-BE16-042852329A23:01}

(19歳の少年にとって、清水の舞台から飛び降りる買い物だった…24回払いw)



BASSを購入してからは、
弦を買うのにかこつけて、お店に入り浸った。
(何も購入しない日もざらだったがw)

蓮池は、エレキベースに関して直属の師匠がいるわけではないが、
この福田郁次郎さんが、僕にとって師匠みたいな存在である。



どうやったら太い音が出るのか。
スラップがかっこよくなるのか。
リズム感がよくなるのか。

色々教わった。



そしてたまに聞くプレイヤー裏話w


「この前まさしと会った時さあ、、」

とか、

「関白宣言のレコーディングの時はね。。」


なんて話が出た日には、
まじっすか!?
なんて言いながら興奮していた。

因みに関白宣言のアレンジをしたのは、
福田さんであったw


・・・


とまあ話が長くなりましたが、
何が言いたいかというと、
蓮池が音楽を好きになるきっかけと、
ベースを大好きになるきっかけをくれたのは、
さだまさしさんという事です!!

・・・

お会いしたことはないですが(笑)。



さ!明日は先輩の結婚式!!

・・関白宣言・・・

弾こうかな(笑)


はす