舞台の裏側を語るという趣旨の雑誌で、編集部からグループの舞台構成などを請われて語ったものが、もう一人のメンバーファンにまだ糾弾されている。
もういい加減にしてと溜め息をつきたくなるが多分八つ当たりの側面もあるのかなと思う。
もう一人のメンバーは病気を患っているから。
私も彼が病気だと聞いた時、本当に可哀想に思ったし快方に向かえばいいなと心から願いました。
然し彼のファンはもう一人のメンバーが助けてくれたことに対しては当たり前だと感じているのでしょうし、今ソロ活動や色々なことに勢いがあるメンバーに八つ当たりもしたいのだろうなと感じています。

裏方のスタッフさん達の苦労や素晴らしさを語り、賞賛している内容でメンバーを責めている文章など探しても見付からず、私が読んでいる雑誌と彼のファンが読んでいる雑誌は別の物ではないかと疑ってしまうくらいの読解力の差異がありました。

"裏側のことはお客様は知らなくていいと言っていたのにベラベラ裏側を喋るな"という言葉に私は本当に開いた口が塞がらないという体験をしました。
エンターテインメントの裏側を語る雑誌でそれをするなと叩かれる謂れが全く理解出来なかったからです。
それは雑誌の編集部にグループの話を振られた彼ではなく大元の雑誌編集部へ"〇〇(もう一人のメンバー)くんのファンですがグループの話を勝手に話されると迷惑ですので止めて下さい"と抗議する内容ではないでしょうか。
聞き入れられるかは別としてクレームを入れる先は其方だと思っています。
優しくないとか冷たいとか彼のファンはよく口にされますが優しさとはなんでしょうか。
舞台を整える為に奔走したメンバーやスタッフは優しくないのでしょうか。
あくまでもグループメンバーはビジネスパートナーであり、寄り添って共感し甘言を紡ぐのはメンバーではなく家族や友人、恋人の役目でしょう。
そして"頑張ったアピール"という発想、私にはない感覚でした。
普通の人は"頑張ったアピール"というものをするのでしょうか。
した事がない人間には余りに斬新な発想で、そう言った考え方をする人はよくそう言った行動と言動をするのかなと思いました。
人間はいつも嘘を吐いていれば相手も嘘を吐いていると思いますし、いつも悪口を言っている人は相手も悪口を言っていると思うものです。
悪口は自己紹介の法則とも言いますね。

然しながら彼のファンはとても彼を可愛がっているのがわかりました。
私の好きな人はファンに喜んで貰えるクオリティを追求する人です。
然し彼のファンは自ら彼に合わせていくスタイルなんだな、と感じました。
でも、どちらがより幸せだとか優劣はないと思いますし、タレントに合わせて可愛がるのもまた幸せの一つであるのでしょう。