5月9日に新代田FEVERで開催された「環七の箱庭」、箱庭の室内楽と三組の女性グループが出演し、全曲ハシダカズマによるリクエストセットリストであること、また各グループとのコラボレーションがあることも予告されていた。
筆者はただのゆるヲタなので、ゆるめるモ!をメインに当日の様子をぼんやりとゆるゆるとレポートする。だいぶ日が空いてしまったが、ようなぴ先生を見習ってちゃんと書こうと、そう思った次第である。そう、忙しくとも。。
ちなみにゆるめるモ!は赤坂ブリッツワンマンライブ後初のライブ出演となった。
一番手、バクバクドキンはのっけから果てしなくゆるゆるな雰囲気であった。
スタートするなり最前列の観客にオリジナルTシャツを投げ渡し、ローファイなトラックとゆるゆるなラップで踊らせる。
中盤からは早速箱庭の室内楽が登場。それまでのサウンドから一転、ジャジーなアレンジで煌びやかなスタイルで3曲を披露した。改造人間になりたーい。
二番手はなんと今回のホスト箱庭の室内楽。トリだろうと思っていたが、聞けばバンドが主催のイベントではないとのこと。
ゆるめるモ!のワンマンライブではお馴染みの面々が一同に会す大所帯のバンド編成。恥ずかしながら下調べをしていなかったため、あの人もあの人も箱庭なの!?状態で少しびっくりした。
様々なインストゥルメンタルを用いた心地良い音色にオーディエンスが酔いしれる中、「媚びていくスタイルで」と披露されたのはハシダカズマ作曲によるゆるめるモ!「NNN」のセルフカバーだ。
静謐な音色に寄り添う涼感のあるボーカルの調べにはじまり、終盤はしなやかに響く言葉たちが絡みあいエモーショナルに展開してゆく。
「アイドルに楽曲を提供するときはおっさんが歌っても成り立つというのを基準にしている」と後にTwitterで語っており、ほぼ原曲そのままのアレンジながら素晴らしい仕上がりとなっていた。
この楽曲はゆるめるモ!の赤坂ブリッツワンマンでの個人的ハイライトのひとつであったこともあり、思い入れが深い曲である。これは良いものを聴いた。
三番手はゆるめるモ!だ。ブリッツ後初ライブということもあり、「アフターパーティー的な感じで楽しもう!」とメンバーがツイートしていたこの日のライブ。ミニアルバム「箱めるモ!」を筆頭に赤坂ブリッツで演奏されなかった楽曲が数多く演奏された。
セットリストは以下の通り。
1.ゆるトロ
2.1!2!かんふー!
3.私と私と私と私と私と私と私と私と
4.木曜アティチュード
5.SWEET ESCAPE
6.おこしてしまった?
7.たびのしたく
ゆるめるモ!のみ全曲箱庭の室内楽による生演奏となった。(登場曲「ゆるトロ」を除く)
赤坂ブリッツで演奏されていない曲を含めつつ、箱庭メンバーのリクエストも加味して選曲したとのこと。加えてハシダ氏からTwitterで「『1!2!かんふー!』はフツーに大好きだから、『SWEET ESCAPE』はブリッツの豪華メンバーのあとでどうなのかという気持ちがありつつも思い入れの強さから選曲した」という旨のリプライを送って頂いた。個人的にもこの2曲は大好きで、なんなら密かに「かんふーガチ勢」を自称しているくらいである。
ここからはものすごく個人的な視点を含めながら書いてゆく。文章こそ堅くしているが、もはやレポートの体をなさないものになるかもしれないことを予めご了承頂きたい。文章力は有給休暇を取得する。
しふぉんとあののコンビがめちゃくちゃ可愛い。この日はとんでもなかった。
二人はかなり対照的だという印象を受ける。
赤と水色、努力の結晶と天然物の天才、しっかり者と天衣無縫……
二人の持っている熱量もまたタイプがまるで違うもので、しふぉんが情感溢れる熱であるのに対し、あのの熱はある種のヴァンダリズム的であると感じる。
そんな二人だが、仲が良い様子をたびたび見かける。
ブリッツワンマン前売り特典DVDでは二人でラッスンゴレライを披露していたり、あのがツイキャスで「しふぉんさんはぼくの写真をよく撮るから、なんか疲れたりとかして心の病になったときにそれを眺めるのが趣味って(プロフィールを)書き換えておきます」と話していた。(メンバーのプロフィールをよく見ているらしい)
この日のライブでも「私と私と私と私と私と私と私と私と」ではしふぉんがあのの髪を直していたし、「木曜アティチュード」の間奏では二人がじゃれあった末にあのが何かにツボり、笑って歌えなくなるという場面もあった。
姉妹みたいで本当に可愛い……なんだこの二人。
……気持ち悪いかもしれないが好きなものに対してはこうなるだろう誰だって。オタクなのだから。カッコつけるよりも、良いものは良いと素直に叫ぶ。これがポリシーだ。開き直りとでもなんとでも言うがいい。とりあえず書いてるときの顔を誰にも見られていなくて本当によかったと思う。
そういえばライブレポートである。ゆるくとも本筋には戻りたい。
小ハコで聴く「SWEET ESCAPE」もまた格別であった。10分を超える曲であり、持ち時間が限られた何組も出演する対バンではなかなか聴けるものではなく、ワンマン限定とすら思っていただけに嬉しい選曲である。ブリッツの余韻もある中で、音の渦潮に身を任せ踊り浸った。
最後には「たびのしたく」を披露し、アットホームな雰囲気からスペーシーなスケールにまで一気に展開するドラマチックなステージは幕を下ろした。
ちーぼうともねの休養が発表され、この日は4人でのステージ。これまでもフルメンバーでないステージは何度かあったが(なんなら筆者がフルメンバーで観たのは赤坂ブリッツのみである)、赤坂ブリッツ以前と比べるとメンバーが欠けていても逞しいライブを魅せるようになったと感じた。ブリッツ以前は多少なり感じていた物足りなさもなく、堂々としたそのパフォーマンスからは風格すら感じる。予め休養が決まっていたこともありメンバーの心構えもできていたことと思うが、やはりあの大舞台の経験値が彼女たちを成長させたのだろう。
フルメンバーで再集結する日のステージが今から楽しみだ。その日には「NNN」を歌ってほしいと思っている。
そしてトリを飾ったのはlyrical school。前身であるtengal 6の「ルービックキューブ」という楽曲を数年前に知人に紹介され、初めて聴くアイドルラップに衝撃を受けた。以来気になっていたもののなかなか機会に恵まれず、この日ようやくステージを拝むことができた。(4月末に六本木で出演ライブに参戦しているのだが、友人からポール・マッカートニーの当日券があるとの連絡を受けて観ずに出て来てしまったのだ)
ゆるめるモ!で出し切っていたこともあり、バーカウンターで一杯引っ掛けながら少し離れて眺めていた。カウンターの中では箱庭メンバーもライブを見て楽しんでいる。
期待通りサウンドもライムも非常に心地良い。自分の中ではEspeciaと並び「観てるだけで夏が来るアイドル」の筆頭になった。爽快感、清涼感、優しく頬を撫でる風すら感じる。
もちろん箱庭の室内楽とのコラボもあり、最後にはその名も「tengal 6」という楽曲でライブを締めくくった。
全編を通して、音楽ファン的にもかなり満足の行く一夜となった。当日はハシダ氏を讃えチェキ会も開催されたとのこと。(筆者は終電の都合で断念)
ちなみにこの日、初めてチェキくじで我らが血液・しふぉんのチェキを引き当てた。何度引いても引けなかったしふぉんチェキをついに引き当てたのである。
チェキは基本的には焼き増しができるものではないため、筆者はどれも「縁」であると考えている。そのため他のオタクからは買わないし、交換もしない。手元に来たものは推しでなくとも大事にすることにしている。
そんなわけだから推しのチェキは己の手で引くべし、というのがマイルールである。ゆえに本当に嬉しい1枚だ。
それがこちらである。
はぁ可愛い。
ちなみに着用Tシャツはしふぉんが好きなイラストレーター・amber くずゆさんによるものである。くずゆさんはしふぉん主義(しふぉん推しをこう呼ぶ)とのことで、羨ましい。そして素敵。
最高なライブのあとに引き当てた初のピンチェキを眺め、最寄駅から終バスの通り過ぎた夜道を喜々として歩いて帰ったのだった。
筆者はただのゆるヲタなので、ゆるめるモ!をメインに当日の様子をぼんやりとゆるゆるとレポートする。だいぶ日が空いてしまったが、ようなぴ先生を見習ってちゃんと書こうと、そう思った次第である。そう、忙しくとも。。
ちなみにゆるめるモ!は赤坂ブリッツワンマンライブ後初のライブ出演となった。
一番手、バクバクドキンはのっけから果てしなくゆるゆるな雰囲気であった。
スタートするなり最前列の観客にオリジナルTシャツを投げ渡し、ローファイなトラックとゆるゆるなラップで踊らせる。
中盤からは早速箱庭の室内楽が登場。それまでのサウンドから一転、ジャジーなアレンジで煌びやかなスタイルで3曲を披露した。改造人間になりたーい。
二番手はなんと今回のホスト箱庭の室内楽。トリだろうと思っていたが、聞けばバンドが主催のイベントではないとのこと。
ゆるめるモ!のワンマンライブではお馴染みの面々が一同に会す大所帯のバンド編成。恥ずかしながら下調べをしていなかったため、あの人もあの人も箱庭なの!?状態で少しびっくりした。
様々なインストゥルメンタルを用いた心地良い音色にオーディエンスが酔いしれる中、「媚びていくスタイルで」と披露されたのはハシダカズマ作曲によるゆるめるモ!「NNN」のセルフカバーだ。
静謐な音色に寄り添う涼感のあるボーカルの調べにはじまり、終盤はしなやかに響く言葉たちが絡みあいエモーショナルに展開してゆく。
「アイドルに楽曲を提供するときはおっさんが歌っても成り立つというのを基準にしている」と後にTwitterで語っており、ほぼ原曲そのままのアレンジながら素晴らしい仕上がりとなっていた。
この楽曲はゆるめるモ!の赤坂ブリッツワンマンでの個人的ハイライトのひとつであったこともあり、思い入れが深い曲である。これは良いものを聴いた。
三番手はゆるめるモ!だ。ブリッツ後初ライブということもあり、「アフターパーティー的な感じで楽しもう!」とメンバーがツイートしていたこの日のライブ。ミニアルバム「箱めるモ!」を筆頭に赤坂ブリッツで演奏されなかった楽曲が数多く演奏された。
セットリストは以下の通り。
1.ゆるトロ
2.1!2!かんふー!
3.私と私と私と私と私と私と私と私と
4.木曜アティチュード
5.SWEET ESCAPE
6.おこしてしまった?
7.たびのしたく
ゆるめるモ!のみ全曲箱庭の室内楽による生演奏となった。(登場曲「ゆるトロ」を除く)
赤坂ブリッツで演奏されていない曲を含めつつ、箱庭メンバーのリクエストも加味して選曲したとのこと。加えてハシダ氏からTwitterで「『1!2!かんふー!』はフツーに大好きだから、『SWEET ESCAPE』はブリッツの豪華メンバーのあとでどうなのかという気持ちがありつつも思い入れの強さから選曲した」という旨のリプライを送って頂いた。個人的にもこの2曲は大好きで、なんなら密かに「かんふーガチ勢」を自称しているくらいである。
ここからはものすごく個人的な視点を含めながら書いてゆく。文章こそ堅くしているが、もはやレポートの体をなさないものになるかもしれないことを予めご了承頂きたい。文章力は有給休暇を取得する。
しふぉんとあののコンビがめちゃくちゃ可愛い。この日はとんでもなかった。
二人はかなり対照的だという印象を受ける。
赤と水色、努力の結晶と天然物の天才、しっかり者と天衣無縫……
二人の持っている熱量もまたタイプがまるで違うもので、しふぉんが情感溢れる熱であるのに対し、あのの熱はある種のヴァンダリズム的であると感じる。
そんな二人だが、仲が良い様子をたびたび見かける。
ブリッツワンマン前売り特典DVDでは二人でラッスンゴレライを披露していたり、あのがツイキャスで「しふぉんさんはぼくの写真をよく撮るから、なんか疲れたりとかして心の病になったときにそれを眺めるのが趣味って(プロフィールを)書き換えておきます」と話していた。(メンバーのプロフィールをよく見ているらしい)
この日のライブでも「私と私と私と私と私と私と私と私と」ではしふぉんがあのの髪を直していたし、「木曜アティチュード」の間奏では二人がじゃれあった末にあのが何かにツボり、笑って歌えなくなるという場面もあった。
姉妹みたいで本当に可愛い……なんだこの二人。
……気持ち悪いかもしれないが好きなものに対してはこうなるだろう誰だって。オタクなのだから。カッコつけるよりも、良いものは良いと素直に叫ぶ。これがポリシーだ。開き直りとでもなんとでも言うがいい。とりあえず書いてるときの顔を誰にも見られていなくて本当によかったと思う。
そういえばライブレポートである。ゆるくとも本筋には戻りたい。
小ハコで聴く「SWEET ESCAPE」もまた格別であった。10分を超える曲であり、持ち時間が限られた何組も出演する対バンではなかなか聴けるものではなく、ワンマン限定とすら思っていただけに嬉しい選曲である。ブリッツの余韻もある中で、音の渦潮に身を任せ踊り浸った。
最後には「たびのしたく」を披露し、アットホームな雰囲気からスペーシーなスケールにまで一気に展開するドラマチックなステージは幕を下ろした。
ちーぼうともねの休養が発表され、この日は4人でのステージ。これまでもフルメンバーでないステージは何度かあったが(なんなら筆者がフルメンバーで観たのは赤坂ブリッツのみである)、赤坂ブリッツ以前と比べるとメンバーが欠けていても逞しいライブを魅せるようになったと感じた。ブリッツ以前は多少なり感じていた物足りなさもなく、堂々としたそのパフォーマンスからは風格すら感じる。予め休養が決まっていたこともありメンバーの心構えもできていたことと思うが、やはりあの大舞台の経験値が彼女たちを成長させたのだろう。
フルメンバーで再集結する日のステージが今から楽しみだ。その日には「NNN」を歌ってほしいと思っている。
そしてトリを飾ったのはlyrical school。前身であるtengal 6の「ルービックキューブ」という楽曲を数年前に知人に紹介され、初めて聴くアイドルラップに衝撃を受けた。以来気になっていたもののなかなか機会に恵まれず、この日ようやくステージを拝むことができた。(4月末に六本木で出演ライブに参戦しているのだが、友人からポール・マッカートニーの当日券があるとの連絡を受けて観ずに出て来てしまったのだ)
ゆるめるモ!で出し切っていたこともあり、バーカウンターで一杯引っ掛けながら少し離れて眺めていた。カウンターの中では箱庭メンバーもライブを見て楽しんでいる。
期待通りサウンドもライムも非常に心地良い。自分の中ではEspeciaと並び「観てるだけで夏が来るアイドル」の筆頭になった。爽快感、清涼感、優しく頬を撫でる風すら感じる。
もちろん箱庭の室内楽とのコラボもあり、最後にはその名も「tengal 6」という楽曲でライブを締めくくった。
全編を通して、音楽ファン的にもかなり満足の行く一夜となった。当日はハシダ氏を讃えチェキ会も開催されたとのこと。(筆者は終電の都合で断念)
ちなみにこの日、初めてチェキくじで我らが血液・しふぉんのチェキを引き当てた。何度引いても引けなかったしふぉんチェキをついに引き当てたのである。
チェキは基本的には焼き増しができるものではないため、筆者はどれも「縁」であると考えている。そのため他のオタクからは買わないし、交換もしない。手元に来たものは推しでなくとも大事にすることにしている。
そんなわけだから推しのチェキは己の手で引くべし、というのがマイルールである。ゆえに本当に嬉しい1枚だ。
それがこちらである。
はぁ可愛い。
ちなみに着用Tシャツはしふぉんが好きなイラストレーター・amber くずゆさんによるものである。くずゆさんはしふぉん主義(しふぉん推しをこう呼ぶ)とのことで、羨ましい。そして素敵。
最高なライブのあとに引き当てた初のピンチェキを眺め、最寄駅から終バスの通り過ぎた夜道を喜々として歩いて帰ったのだった。