縁あって、南氏のセミナーを聞くことができた。
求職者が有料で企業を募集するというこれまでとは逆の仕組みを作り上げた、ビズリーチ
南氏が語る現状の人材ビジネスは、企業と求職者双方の希望は軽視されがちで、どれだけ多くマッチングできるかという競争になっており、ほとんどがミスマッチに終わっていると指摘している。大げさなことを言えば、求職者をぶちこめばいいという考えに嫌気し、ビズリーチを立ち上げたという経緯は大変共感を覚えた。
弊社でも常に人材不足が悩みの種であるが、誰でもいいというわけにもいかない。特に、人数が小規模なので、一人ひとりにかかる業務内容も多種多様になる。しかし、そんな環境を楽しんでもらえる人材でなければならない。ただ、楽しむことを伝えるのは難しかった。
「仕事はエンターテイメント」
彼が語ってくれた一言が、仕事を楽しむ見方や伝え方を変えてくれたかもしれない。
業種、仕事内容、職種にかかわらず、テーマパークで遊ぶお客様とスタッフのような感覚で、仕事を楽しまなければならない。仕事をこなすこと、業務に従事するという考え方ではなく、楽しく自ら描いたシナリオを舞台(会社)で演じたパフォーマンスに対価が支払われるのだ。
時には、意図に反し、スムーズに進まないことも多々ある。しかし、映画やドラマも破天荒なストーリーがあってこそ、多くの観客が魅了される。だから、どんなことが起きてもすべてを肯定的に受け入れていけば、人として魅力が増すはずだ。
人生とは、自らが脚本し、主演となってストーリーを作り上げていく。だから、やりたいことをやり楽しもうと考えれば、シナリオ通り進むだけなのだ。また、単なる楽観主義者ではなく、脚本力を身につける努力を惜しまず、勇気を持って進んでいかなければならない。
そんな人生を実践する南氏の生き方には、ハッピーエンドのエンディングシーンが、垣間見られた。