クローバー妊娠初期の事クローバー

前回の超初期流産の事を引きずっており、先生にはすぐに次を始めた方がいいと言われたけれど怖くて悩んでいました。

旦那に相談したら、「やれるだけやってみればいいじゃん」と言われて勇気が出たので次の治療もすぐに開始することにしました。



今回の治療はちょうどお盆に入ってしまう直前だったので、ホルモン注射ではなくクロミッドを出していただきました。

ですが、半年前から使っているクロミッドで排卵したのは一度だけ。
それ以外は無排卵で強制リセットを繰り返していました。

今回クロミッドを出してはもらったけれど、卵子が育ってくれるのだろうか?と疑問に思いながらもひとまず飲み終え受診。

案の定育っていなかったので、ホルモン注射で育てることになりました。

何回かの注射を経てようやく卵が大きくなったのですが、大きい卵がたくさん出来てしまったため、排卵のための注射ではなく、点鼻薬をしました。(注射ではたくさん排卵しすぎるおそれがあるため、刺激の少ない点鼻薬になりました)

その時に卵がたくさん出来ていたため、「双子、三つ子になるかもしれないね~」と先生には言われました。

旦那が双子なので、旦那さんは双子がいいな~と言っており、私もなんとなく双子だといいな~と思っていました。

そして、何故か高温期7日目くらいに膀胱炎に。。。
もし妊娠していてもいいように妊娠していても飲める薬をもらいました。

その後の高温期15日目、少し早いけれどフライングしてみました。

すると、今まで見たことないくらいに濃い終了線が…!

あまりに嬉しくて旦那にメールで報告しました。

前回の事があったので、一週間待ってから受診。
この時は胎嚢がひとつだけだったので、たくさん排卵したわけではなかったのか~とちょっと残念だったりしましたが、妊娠できたことがとっても嬉しかったです。


そしてすぐに悪阻が始まり、毎日食べては吐く生活が始まりました。
ご飯一杯さえも満足に食べられず、お水を飲んでは吐き…と、マーライオンになっておりました。
なぜかサイダーだけは飲めたので、サイダーで水分補給していました(>_<)


そして二週間後の受診。
悪阻でふらふらになりながら30分かけて運転。
この時は二週間近くほとんど食事がとれておらず待ち時間で座っているのもきつかったので、奥の部屋で寝かせてもらいながら待っていました。

最初に見えたのは二つの胎嚢と胎嚢の中にいるキューピーみたいな小さな赤ちゃんが心臓をパクパク動かしているエコーでした。

「双子ちゃんだね~」

と言われ、双子になってる!!と驚きましたがとっても嬉しくて先生と看護師さんと三人で喜びました。

しかし、先生が「あれ?もう一つあるぞ…!?」と言い出してから空気が微妙な感じに。

隠れていた胎嚢と二人と同じくらいの大きさの赤ちゃんが見つかり、

「三つ子だね」

と診断されました。



それから先生には、

「自分の所では三つ子になったことはない。母子ともに危険すぎるから減退手術をおすすめする。」

と言われました。


私は三つ子発覚だけでも頭の整理が追いつかなかったのに、減退手術なんて言われてしまい頭がパニックになりました。

ひとまずつわり用の点滴をするこになっていたので、その間に考えてみてと言われました。



紹介が遅れましたが、この病院は婦人科専門の病院。
12週までしか診てもらえず、それ以降は産科のある病院を紹介してもらう方針でした。
先生はおじいちゃんでしたが、不妊治療を研究されていた先生でおじいちゃん先生だったので、前の病院よりも不妊治療に理解もあって自分の意見もいいやすく、理解してもらえない時は看護師さんがフォローしてくれるアットホームな病院でした。


話は戻って、点滴中。
今回の妊娠はなんとなくですが、双子になるような気がしていました。

双子を授かるだけでも嬉しいのに三つ子だなんてこれ以上ないくらい嬉しいことなのになぜ減退手術を勧められるのだろう…でも減退手術を勧めるという事はそれだけリスクがあって、みんなを守れないかもしれないのか…?とグルグルグルグル考え込んでいました。

でも、前回の妊娠の時の事がずっと頭をよぎっていて、今回の三つ子はきっと前の子が戻ってきてくれたんじゃないのだろうかと思っていました。
その事を考えると三人に会いたい、無事に産んであげたいと思う反面、三人ともに危険な状態になったらどうしようとも思ってしまい涙が溢れるばっかりで答えを出せずにいました。

そんな時に点滴の様子を見にきた看護師さんが「どうしたの!?」と話を聞いてくれました。

前回の妊娠の事、不安だけど産みたい事を伝えると、

「そんなに思えるなら産みなよ。私なら産みたい」

と言ってくださいました。
また、ベテランの看護師さん(わりと高齢な方)も連れてきてくれて「頑張りな!」と二人で応援してくれた事が嬉しくて、このまま頑張る決意が出来ました。


点滴も終わり、看護師さんが先生に伝えてくれていたので、

「あなたが決めた事だから頑張りなさい。無事に産まれたら、会わせてもらえますか?」

と先生も笑顔でこたえてくださいました。



それから二週間後くらいに茶おりが大量に出てきてしまい、前回の恐怖から早めに受診して止血剤をもらいました。
その時はそのうちの一人の子の上の方に血の塊があるから、もしかしたらダメになってしまうかもしれないと言われたため、トイレとお風呂以外は動かず安静にしていました。
(と言っても悪阻が酷すぎて立ってる事も出来なかったので、実家に帰って安静にしていました)

その後、茶おりも止まったので再度受診。
血の塊も消えており、三人とも同じような大きさまで成長していてプカプカ遊んでいる様子を見る事が出来ました。


茶おり事件が怖くなったので、早めに大きな病院を紹介していただき、転院。
日赤(総合病院)にて、産む事になりました。



2へ続く。