自転車は車道です | 黒めがねのブログ

自転車は車道です

先日、警視庁から、
「今後自転車の車道走行を徹底していく」
との方針が示されました。

飲酒運転に対する世の中の厳しい目と、
法改正による厳罰化もあってか、
年々車の交通事故件数は減少傾向にあるようですが、
一方で歩行者と自転車のトラブルが増えていると言います。

ここ数年の自転車ブームと、
「3.11」の震災時に帰宅難民となったことを契機に自転車が見直され、
乗る人が増えているということも大きいのですが
なにより、自転車に乗る人のマナーが悪く、
基本的なルールが全く守られていないために、
歩行者が危険にさらされているのです。

死者が出るような大きな事故につながるケースも増加していて
座視することができないといった現状があるようです。


もう一度基本に立ち返り、
「自転車は車道へ」
というルールを厳密に守ろうということのようです。

歩道を歩く「歩行者を守ろう」という主旨は良く理解できるので、
今回の方針転換については大賛成です。



このニュースを聞いたコメンテーターが、
しきりに「自転車が車道を走ることはとても危険で怖い」とレポートしていましたが、
今回の主旨を考えると何とも的外れだなあと思いました。
だって、歩道を猛スピードで走り抜ける自転車の存在の方が
よほど危険で恐怖の対象なのですから…
この報道の仕方は、明らかなミスリードだよなあと
テレビ報道に対する疑念が沸々と湧き上がってきたものです。



でも、車道を走ることは、
自転車乗りにはちょっと困ったことも多いのです。


そもそも自転車が道路交通法では軽車両である
という事実が国民の間で認識されていません。
それに、教えてきていないと思うのです。

スポーツ自転車を乗る人は、
雑誌などで口を酸っぱくして訴えている事実を知っているので、
怖くても車道の左側通行ということを守っていると思うのですが、
いわゆる「ママチャリ」と呼ばれる自転車に乗る人の多くは
そのルールを知りません。

平気で歩道を走るし、車道を逆走しても何とも思っていません。

携帯片手に運転していたり、
音楽を聴きながら走行したりしている人も良く目にします。

傘を差して走ることも厳密に言えば許されないことですし、
歩道を我が物顔で、
「どけどけ」とばかりにベルを鳴らして走行するのは、もってのほかです。
そりゃあ事故が増えるわけですよねぇ…

もちろん、現在の状況のまま自転車が車道を走ることがいいことだとは思いません。
何といっても、道路交通法からして自転車の存在をあまり考慮していません(軽車両だけに軽視されているようです…)


車道の左側というのは実はとても危険がいっぱいなのです。
まず、舗装が良くありません。
自転車が走るラインはたいてい側溝と舗装路の継ぎ目あたりになるからです。
車道側によれば多少走りやすくはなるのですが、車が近すぎて怖いですし、
かといって、側溝の上を走るのも勇気がいります。
道はガタガタで、デコボコです

さらに行く手には駐車車両が待ち構えています。
「なんでこんなところに止めるんだ」
と言った気持ちが湧き上がってくるのですが、
現実を受け入れるしかありません。
後方確認を行い、
駐車車両の動向に注意を払いながら、
車道の中央に進出してやり過ごすしか方法がありません。

そのままのんびり中央を走っていてもいいのですが、
さすがに車の邪魔になりますから
車道の左側に寄って走ることになるのです。

車を乗る方はわかると思うのですが、
左折する時には車体を左側に寄せますよね。
車は左折時に巻き込み事故を起こさない様に
自転車などを入れたくないために左に寄せるのですが、
実は自転車に乗っているととても怖いのです。
寄せられると走行の妨げになるので、
止むなくスピードを落としてやり過ごすか
思い切って車道の中央に膨らんで追い越すのか、
といった選択を迫られます。
まあ、大抵は止まるしかないのですが……。
(まあ、歩道に逃げるといった裏技もありますけど(^_^;)


そして、意外と曲者なのが「植栽」です。
特に若木が萌える季節に多いのですが、
歩道の植栽が成長して生い茂り、
車道側に飛び出していたりするのです。


でも、
やはり、一番恐ろしいのはルールを無視した自転車ですね。
車道を逆走してくるのも困りますし、
その上夜道を無灯火でそ走ってきたりすると、
本当に恐ろしくて敵いません。

そういった意味からも、
今回のルール厳格化は歓迎すべきことなのかもしれませんね。
もう一度ルールを守るようにしてかなければならないのですから…。


などと言っているそばから、
前方に自転車が走っていると思っていたら、
尾灯の赤いライトを前方に点けて車道を逆走してくる自転車がいた!
うおっ!マジかっ!


ふう、今日も車道は危険がいっぱいです。