目のついたかばん | 黒めがねのブログ

目のついたかばん

新幹線の座席に背を預け、

キャリーバッグご利用のお客様へのお願い
キャリーバッグをご利用の際は
周りのお客様の安全に十分注意して下さい

などと、視線の先にある電光掲示板に
流れていく文字を見つめながら

「嗚呼、これは、あまりにも無頓着に
歩く人が多いことを示唆しているのであろうか?」

などとぼんやり考えながら、
先程起こったことを思い返していた。



ガンッ!!!

いきなり強い衝撃が襲った。
何かがぶつかってきたのだ。
振り返ると、大きなバッグを持った
ビジネスマンらしき男性がそこには認められた。
急いでいるのか、
人を掻き分けかきわけ先へと進んでいく。

あまりにも突然のことで呆然としていると、
その男は、周りに人がいることもお構いなしに、
ガンガンッと周囲の人たちに
バッグをぶつけていることにも
悪びれることもなく歩き去り、
人ごみに消えて行った。

ぼくは、
ああいった人の存在が
とても不思議でなりません。

例えばですよ、
車を運転する時のことを考えてみてください。
運転する時には、
自分が乗車している車の車幅を意識し、
ぶつけないように注意しながら、
周囲に気を配って運転すると思うのです。
事故を起こさないように配慮すると思うのです。

それと同じように、
人混みの中では、
自分の持ったかばんにも神経を行き渡らせ、
人にぶつけたりしない様に配慮しながら
歩くものだと思うのです。
少なくともぼくはそうしています。

そう、かばん自体に目がついているようかのように
細部まで神経を張り巡らせるのです。
かばんも、自分の体の一部である
かのようにして振る舞うのです。

なのに・・・


それなのに・・・


うくくっ


うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお~~~~~~っ!!!


なんか腹が立って仕方がありません。
ぼくはああいった、
自分の荷物を人にぶつけて平気な顔でいられるような
そんな、
そんな人間にはなりたくありません。

決してっ!


でも・・・、

意外とそう考える人は少ないのかもしれませんね。
新幹線内で、キャリーバッグ利用の人に対する
注意の告知が流れるくらいには
そう少なくない人たちが、
周りの迷惑を顧みず歩いているのかもしれません。

何とも悲しいことです。