外開きのドア | 黒めがねのブログ

外開きのドア

日本の玄関のドアは「外開き」になっています。
ところが、海外では「内開き」です。
なんとも不思議ですよね。

でも、これは、日本の住宅事情のせいなので、
仕方のないことなんだと思っていました。

海外の住宅は土地が広くて、十分な敷地を取ることができます。
当然、玄関にも広いスペースを確保することができるので、
客を招き入れることができるように、内側に開くように設計されたのです。

これとは対照的に、

日本は島国で土地も狭く、敷地を多く取れないので、
玄関のスペースを少しでも確保できるように外開きになっている。

今まで、そう思っていました。

ところが・・・、

これは先日知ったのですが、
敷地の狭さが原因なのではないそうなんです。
(もちろんそういう事情もあったのでしょうが・・・)

それは

・・・

・・・

火災!

そう、

つまり火事と深い関係にあったのです。

その昔、火災が起きた時に、
「部屋から逃げ出そうとして、必死にドアを押し開けようとして焼死してしまう」
という事故が頻繁に起きたそうです。

人間パニック状態に陥ると、余裕が無くなり、正常な判断力が低下し、
本来なら引いて開けるドアをひたすら押し開けようとしてしまい、
戸惑っているうちに煙に巻かれて、亡くなってしまうのだそうです。

このような事故を防止するために、
日本では法律を変えて、全てのドアを外開きに変えたそうなんです。

「火事と喧嘩は江戸の華」
というように、日本では火事が切っても切れない物でしたので、
多くの悲惨な事故があったのでしょうねぇ・・・

そういえば、むかしの住宅は引き戸でしたよね。
(時代劇で「お主も悪よのぉ~」とかってやってるのを見て確認したから、間違いありませんよ(笑)
それが、時代が移り変わり、和式から洋式の住宅に少しずつ切り替わっていく中で、
内開きと、外開きの両方が混在していたのが、そのような悲しい事情があって、
現在のような「外開き」に落ち着いたんですね。
なんとも感慨深いことです。


ちょっと「へぇ」って思ったんで、ここに記録しておきます。