









腐草為螢・くされたるくさほたるとなる

もの思へば沢の螢も我身より
あくがれ出づる
魂かとぞみる




和泉式部
腐った草
が、螢
になる時期
といっています
螢
の幼虫は、土の中で蛹・さなぎになります
そこから出てきて羽化し、光り出す螢
を見て
昔の人は、枯れて腐った葉
が螢
になったと思ったのでしょう
川の中で育った
源氏螢・ゲンジボタル
や
平家螢・ヘイケボタル
の幼虫は、四月の初めごろ、雨の降った夜
に川からはい出てくるのだそうです
そうして土で繭・まゆをつくって、その中で蛹になり、成虫になる日を待つのだそうです

螢
は成虫になるとほとんど水しか飲まず、光
を放ちながら飛び続けるといいます

螢二十日に蝉三日 
……
ものごとの盛りの短いことのたとえです
昔の人はそこからはかなさたけを感じていたようですが

私たちは命を輝かせる術・すべを感じとりたいですね

火垂る・ほたる



ほたる 

とは



火垂る 

の意味があるとしたのは
貝原益軒
また、星☆が降ってきて光るものになったとして



星垂る 

が語源
という説もあります
螢
の光
は熱をほとんどともなわず、
冷光
と呼ばれます
螢
の光
は求愛のほかに威嚇のシグナル
もあり
東日本の
ゲンジボタル
は4秒間隔、西日本では2秒間隔で

光の言葉 

を点滅
するそうです
光
をだすことから


夜光 




照夜 




燃燐 




宵濁 




拠火 




救火 




狭火 


など光
にちなんだ名
でも呼ばれます
螢見
に出掛けてみてください


のような存在です



