









乃東枯・なつかれくさかるる
うつぼ草こゝ五月雨の湊・みなとかな




鈴木道彦
夏枯草・なつかれくさ
が枯れる時期ということです

乃東・だいとう
は

夏枯草
のことです
そして
夏枯草
は
かこそう 

ともいわれ

靭草・うつぼぐさ
の異名
です

靭・うつぼ

は、昔、武士が矢↑を入れるのに使った道具

花穂
が靭
に似ているのでこの名
がつきました
六月ごろになると、その花穂
を埋めるように紫色
の花が次々と咲いていきます
やがて、枯れて茶色
くなった花穂
が、漢方薬
として用いられるのだそうです
煎じて飲むと利尿や、血圧を下げる効果があるとか

ほかの草花が青々と葉
を茂らせる中で、枯れた
靭草
は大変めだちます
普通は花が枯れると見向きもされないものですが

こうして枯れるのを心待ちにされる花もあるのですね

じつは
靭草
はこの時期
から咲き始め、枯れるのはもっとあと
ですから、漢名
の
夏枯草
とは違う説
もありますが
今のところは
靭草
だとする説
が一般的です












こんばんは

今宵
も 穏やかな
ひととき
を お過ごしください











が満ちるころに吹く




