








紫陽花
ユキノシタ科
梅雨どきの花とさて古くから親しまれている日本原産の落葉低木です
手鞠花・てまりばな 
刺繍花・ししゅうばな 
ともいわれるように、小花が集まって、まるで
色糸
でかがったような花房です
花の色が日一日と変わってゆくことも特徴の一つで、異名
にも面白いものがあります
七変化・しちへんげ 
雨に濡れながら


緑 


を帯びた


白 


から


薄青 




淡紅 




藍 


に変わり、土質によっては


紅紫 


に花色を変え、やがては枯れて

淡い黄土色 

から
白い晒し・さらし色 
へと移ろいゆく花
そのさまを、歌舞伎舞踊の所作事
七変化
に見立てての異名
です
七花・ななばな 
七変・ななばな 
とも

花ことば
は
変わりやすい心

思い出し又紫陽花の染めかふる

正岡子規

オタクサ 

ドイツ人シーボルトによって
紫陽花
の学名
の末尾に付せられた語

文政六年(1823)、オランダ商館付の医師として長崎に着いた彼は
滞在中に
お滝さん
と呼ばれていた丸山の遊女
其扇・そのぎ
(本名、楠本滝)
と親しみました
帰国後に刊行した
日本植物誌
上で
紫陽花
を紹介した際に
日陰の花
であった彼女をしのび
学名
の末尾に

"Otaksa" 

と付したといいます









おやすみなさい

ステキな夢を








