








桃始笑・ももはじめてさく
春の園紅・くれなゐにほふ桃の花下照る道に出て立つ娘子・をとめ





大伴家持
桃が咲きはじめるころです
桃といえば 三月三日の桃の節句ですね

現代の暦
では少し早いようですが旧暦
ではだいたい一ヶ月ほど後にずれますからちょうど桃の花が咲き乱れているころになるでしょう

魔よけの力をもつとされ
かなり古くから親しまれてきた桃

桃は 枝にそってたくさんの花をつけるので
子孫繁栄の象徴
として神聖視されてきました
ちょうどこのころの
雪どけ水
のことを
桃花水・とうかすい
といいます

まるで桃の香りに誘われて 春
への思いがあふれ出したようですね
梅や桜と似ていますが
梅
は花びらの先がまるく桜
は割れているのに対して桃
はとがっています
とはいえこの時期
は
杏・あんず

英桃・ゆすらうめ
海堂・かいどう
など

よく似た花
が次々と咲いていく時期

昔は花
が咲くことも


笑う





笑む


といいました

人の笑顔
も花の笑顔
もぱっと周りが明るくなるところが似ていますね

どの花
もみんな美しく笑っています










暦・こよみ

は

日読み・かよみ
が変化したものだといわれます




読む


は数えるという意味です
今日
は
季節をあらわす言葉


二十四節気



七十二候

の ひとつ


桃始笑
です
