








冬
の風
をひとつ





風花・かざはな
ふいに夜中に初雪
が振り 林床に白いじゅうたんが敷かれその上に色とりどりの落葉が散りばめられる風情が

冬紅葉

霜除けや趣をそえるために枯れ松葉を置くのが
敷き松葉
です
初冬
の風
が吹き 雪
や雨
がひらひらと舞うことを
風花
といいます
O・ヘンリー
に
最後の一葉
という短編小説があります
病床の女性が窓の外から見える蔦の葉
を自分の命に見立てます毎日風
に吹かれて最後に残った一葉
絶望的な気持ちになる病人
しかし最後の一葉
は風
に吹かれてもひらひらするどころかじっと動こうともしません
本当は散っていたのに 同じアパートに住む老絵描き
が
風花
舞う中 寒さに凍えながら病人のために背景の壁に描き写していたのです病人を救うために 凍死してしまった老絵描き
それが生涯で最高の傑作になったというお話です










