久しぶりの更新。

これまた酷い。


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シーファ「伯爵さん。あれ、そうじゃないですか?」

伯爵「うむ。急ごう」


見張り1「な、何だお前ら!」


見張り2「ぐっ…!」

シーファ「どなたかいらっしゃいませんか?」

?「…誰だ?」

??「奴らとは違う声だな」

伯爵「萌の仲間と言えば分かってもらえるかの?」

?「!!…萌が来てるのか?」

伯爵「そうじゃ。今、扉を開ける」

??「待った!その扉の鍵は強力な魔法によってかけられてる…開けるのは難しいぞ」

鍵の番人『ヴゥ゛ーー…』

伯爵「ふむ…鍵の番人を倒さないと開かんようじゃな。シーファ、準備は良いかの?」

シーファ「はい!すぐに終わらせましょう」

伯爵「ああ。では、行くぞ!」



鍵の番人『ゴアアァァァ!!』


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ガチャガチャ…ギギー…

シーファ「ご無事ですか?」

セイル「ああ…助けてくれて有り難う。俺はセイル。こちらは弟のディールだ」

伯爵「第一王子と第二王子じゃな。儂は伯爵。こやつはシーファじゃ」

シーファ「此処に居るのはお二人だけですか?」

セイル「ああ。城の者達も隣に捕われているはずだ」

ディール「早く助け出さないと…!父上と母上も!」

伯爵「王と王妃は此処にはおらんのか?」

セイル「頭領らしき奴に捕われているはずだ。早く助け出さないと…!」

ディール「でも、あいつ超強いし…どうすりゃ良いんだよ…」

シーファ「あいつ、とはその頭領ですか?」

ディール「違う!あれよりもっとヤバイ。何か、別格っつうか…とにかく強いんだよ!」

セイル「俺達はともかく、父上と母上も苦戦を強いられていたからな…」

シーファ「…萌さんとサタンさん、大丈夫でしょうか?」

伯爵「大丈夫…と言いたいところじゃが、そんな強い相手なら萌でも危険かもしれん」

シーファ「萌さんに連絡します」
続き。
またそのうち大幅修正するかも…

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伯爵『おーい、萌?聞こえるかの?』

萌「伯爵!何かあった?」

伯爵『それがな…今、第10門の近くにおるんじゃが…王族らしき方々がいるんじゃよ。サタンに見張ってもらっとる』

萌「やっぱり…」

伯爵『萌達は今、城か?』

萌「うん。末の王子と王女を保護したよ。王子の話によると、城の者が殆ど捕らえられて第10門に連れて行かれたみたい」

伯爵『そうか…で、どうするんじゃ?突撃するかの?』

萌「すぐに向かうから待ってて。人質(?)優先でお願い」

伯爵「分かった。じゃあの」

ラアル「萌お姉ちゃん、パパやママ達は…?」

萌「大丈夫。私が必ず連れ戻すから」

リシェル「ほんと?萌おねえちゃん」

萌「うん!だから、二人は此処でお留守番しててくれる?」

「「うん!」」

萌「よーし、良い子だ。行くよ、シーファ」

シーファ「はい!」


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サタン「萌、何だって?」

伯爵「とりあえず様子見じゃ。余程の事がない限り突撃するな。だと」

サタン「大丈夫かよ…すぐに来るんだよな?」

伯爵「そう言うとったがのう」

サタン「まあ、あいつの事だからいきなり現れたりして…」

ザッ

萌「お待たせ」

伯爵「お、早かったのう」

萌「すぐ行こう。サタンは私と敵を引き付ける役。伯爵とシーファは捕らえられた人達を解放して」

伯爵「了解じゃ」

シーファ「分かりました」

サタン「暴れて良いのか?」

萌「人質を安全なところまで連れて行った後なら構わないよ」

サタン「分かってる」

伯爵「では、行くかの。シーファ」ザッ

シーファ「はい」タッ
続き。
無駄に長くてすまぬ。


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サタン「萌ー、連絡まだかー」

萌「まだ来ないよ」

サタン「ちぇっ…早く暴れてーのに」

シーファ『萌さん!聞こえますか!?』

サタン「うお!!?ビビった…」

萌「聞こえてるよ、シーファ。どうしたの?」

シーファ『今、王子二人を解放しましたが…そちらにかなり危険な人物が居ると聞きまして』

萌「危険な人物?」

シーファ『王族の方々に苦戦を強いる程の実力者だそうです。頭領らしき人物とは別格だとか…』

サタン「お、おい…萌」

萌「何?今、シーファと話してて…!?」

?「あ、やっぱり居たー!似たような気配がすると思ったんだー♪」

萌「…そんな…まさか」

?「久しぶりだね。ライティア☆」

萌「……生きてたんですか。シェトラ」

シェトラ「僕の事、覚えててくれたんだ♪嬉しいよ。ライティア」

萌「忘れられる訳ないでしょう!貴方がした事を考えたら…」

シェトラ「ああ、ルグラディカね…悪かったと思ってるよ。二人を引き裂くつもりがイース神族と魔神族、ヴァーナ神族の戦争に発展しちゃったから」

萌「……今度は死者の世界を目茶苦茶にするつもりですか?」

シェトラ「んー?…まあ、こいつらに協力して事を起こせばライティアに会えるかな~と思ったけどね」

シェトラ「僕の目的は済んだし、退散するよ。後は君達で頑張って」

頭領「な、何!おい待て貴様!」

萌「シェトラ!」

シェトラ「ああ、そうだ。ライティア。良くないニュースを二つ教えてあげる」

萌「…何ですか?」

シェトラ「一つ目は…君の身近に危険人物がいる。気をつけてね。で、二つ目は…“あいつ”の封印が解かれようとしてる」

萌「!!」

シェトラ「どこかの魔女のせいだよ。全く、しぶとい奴。ガルデニアを解き放ったのもそいつだし」

萌「まさか…」

シェトラ「じゃあ、またね。ライティア。僕はいつでも君の味方だよ」

萌「…」