森はずれ木蔭に守られ紫陽花の

紫色の小花はなやか

 

花びらの縁がカールした変わったフォルム

装飾のボタンのようなメルヘン感漂います

 

鬱蒼とした緑の中で充分に潤いを蓄えながら

梅雨明け近しと巷で囁かれても

まだまだ

主役を咲き続けているアジサイです

 

 

 

 

紫の珠に恵みの水たたえ

彩鮮やかな花に映して

 

多すぎるほどの雨に

土も葉もすっかり潤いつづけています

 

紫陽花の色も褪せることなく

いよいよ鮮やかに

粛々と美しく魅せることだけに

専念しているかのようでした

 

 

 

夏すがた 静かに色づく千両の

可憐な花にふと足止める

 

いつもは実が赤くなって気がつくものですが

花のすがたを見られたらと思っていました

 

小さな薄赤色の花が咲いていました

これが冬に赤々と実るのかと感慨ひとしおです

 

 

 

 

アジサイの青紫と重なって

アガパンサスとゆく梅雨おしむ

 

梅雨の主役がそろそろおわり

ガクアジサイの名残の青紫色が

アガパンサスと隣にならんでいました

 

梅雨があければ暑い暑い夏日

ゆく季節を惜しむのは

ひとばかりではないかもしれないです

 

 

 

雨上がり沼地に咲いた虎の尾が

風にそよいでふわりふわりと

 

虎のしっぽが

ごきげんのサインなのか

高く揺れているところを想像しました

 

それにしても愛らしい虎の尾です

 

 

 

梅雨明けと盛夏のはざまに紫の

アガパンサスが咲き揺れるころ

 

曇った空から時おり

強烈な日差しが照ることがあると

梅雨はそろそろ終わりかなと

思う今日このごろです

 

天候に惑わされずに粛々と咲く

アガパンサスの薄い紫色が爽やかで

強く吹く風に撓りながら

独自のリズムを刻んでいました

 

 

 

 

 

 

 

 

ガクアジサイ小さな碧珠ちりばめて

静かに光る天の川に似て

 

中心に集まった小さな珠状の花が

星雲の流れるようすを想像させます

 

ひっそり静かに満開となって

不人気の梅雨の時期を

景色も気持ちも

すこし明るくしてくれていました

 

 

 

 

 

 

 

 

あづさいの藍色映える曇天に

地上でひらく打ち上げ花火

 

あじさいの語源あれこれ調べると

集真藍(あづさい)がありました

 

ガクアジサイは違うかもしれませんが

総じてアジサイのみやびな背景に

思いを巡らすのもそれもまた一興

 

小さな地上の空に

藍色のアジサイ花火が静かに彩ります

 

 

 

水面に秋海棠がのぞき込み

したたる水の波紋ひろがる

 

水草の植え込みから秋海棠の葉が

我先にといわんばかりに覗き込んでいました

 

池面に張り出して

水鏡に自らを映す桜の枝も絶妙ですが

 

秋海棠の葉や花は

無邪気に覗き込んでいるようで

 

天真爛漫な景色を垣間見た気がしました

 

 

 

星の粒 囲んで巡り円く咲く

ガクアジサイのまどかな飾り

 

りっぱな円型に咲いたガクアジサイ

見事な調和に暫し見惚れます

 

中央のつぶつぶを寿ぐように

手をついないでまわりを周っているようです

 

佳いこと尽くめのカタチなので

お祝いとか慶事とか

縁起のよい飾りに昇格すればいいのに

などと勝手に思ってみたりしました