はるめく

 

 

 

春嵐 花を散らして樹下に

梅の花びら 水玉模様に

 

これから見ごろを迎える梅林も

強い風にあおられて

花びらが落ちていました

 

梅木の下に予期せぬ嵐の名残

白い点々の模様が広がって

これも移ろう季節の風景でしょう

 

 

咲き始めなので

まだしっかりと花がついていました

 

桜の陽気といわれているようですが

季節と気分はまだ梅ですしょう

 

ぜひ梅花の見ごろを

見届けたいと思います

 

 淡青の空

 

 

梅わらい 梢の先に春の香が

漂いはじめ ほんのり染まる

 

白い梅の花がようやく

ほころびはじめていました

 

花の向こうには薄い空の色

ほんのり水色が春を感じさせています

 

 

 

 陽だまり色

 

 

春告げる 福寿草の花ひらく

地面に広がる はじまりの色

 

焦げ茶色の冬の地面に

恒例の福寿草が花を咲かせました

 

淡い陽を受けて輝く黄色が

春まだ浅い太陽の色そのものです

 

 

茎が伸びる前に花だけ地面に咲いて

寒さにくびをすくめているような

そんなかんじにも見えます

 

 

お姉ちゃんのかげに隠れる小さな妹

ほほえましい福寿草です

 

背丈が伸びてしまうまで

あっという間の短い期間ですが

一生懸命に春を呼び寄せる小さい姿が

なんとも健気で

春の息吹を振りまいているように見えました

 

 

 

 太陽光線

 

 

 

雪ゆるむ 照らす太陽じわじわと

ヤツデの花実にたっぷり充電

 

冷たい空気が満ちている朝ですが

降りそそぐ太陽は春めいてきていました

 

ヤツデの実のフォルムが

くっきりと葉に映ります

 

 

 

 

 春の準備

 

 

 

空仰ぎ 常緑広げる富貴草

人知れず咲く 春の準備に

 

冬の地を覆うように

低木のフッキソウが伸びていました

 

雨の乏しい日が続いているため

少々ほこりっぽいのもご愛嬌

 

着々と春の準備をすすめているようで

放射状に広げた葉の中央に

早々につぼみを湛えていました

 

 淡い春の紫

 

 

 

地を割って咲く紫が春告げる

春陽に光る 雪割一華

 

茶色の地面に可憐な花が咲き始めました

薄い紫色は儚く

ふと消えてしまいそうなほど

繊細な質感です

 

花びらを精一杯ひろげて

春の兆しを漂わせていました

 

 

準備万端ととのえて

咲くタイミングをはかっている蕾です

 

葉と花びらに

短いモフモフとした産毛が見えました

 


 

少しずつ春の彩が増えて

季節が進んでいきます

 

 

 

 

 冬の赤

 

 

 

マンリョウの紅い実残る葉の陰に

淡い陽そそぐ 浅い春の日

 

冬の紅い実をみるとほっとします

マンリョウの実がまだ残っていました

 

葉の陰になっていて

冬鳥の目敏さから逃れたのでしょうか

 

薄曇りの空から

少しだけ太陽が顔を出して

やわらかい陽に照らされていました

 

 

 

 

 

 おしくらまんじゅう

 

 

 

山茶花の紅に咲く賑わいに

季節移ろう兆しかんじる

 

サザンカがぎゅうぎゅうに

咲いていました

 

そろそろ終わりの樹もあるところ

散策路の並木はまだまだ咲きそうでした

 

少しずつ植物の色が増えてくると

冬の終わりもそろそろかな

などという淡い期待を抱きつつ

気温の上下に一喜一憂しそうです

 

 風やんで

 

 

白梅の梢に集う芳香が

漂う雲間の薄曇り空

 

春めいた日があるかと思えば

また冬にもどったりと

はっきりしない天候が続きます

 

白梅の樹が満開でした

 

充分な陽当たりを満喫して

薄い碧色をのぞかせる空に

鮮やかに映える静かな白色です

 

 まだねむい

 

 

 

春蘭の花芽がゆるりと顔をだし

陽気求めて ねむけまなこで

 

春蘭の葉の間から

花芽が顔をのぞかせていました

 

ゆっくりと花茎をのばして

控えめな緑色の花を咲かせるのは

まだ少し先のようです

 

冬一色の地面から

枯葉に守られながら出て

冬の眠気が払いきれずにいるようで

ほほえましくなりました