やはり、カープのことじゃけん、広島弁で言わな、イケンじゃろう。今の若い人、やカープ女子

は知らんじゃろうが、カープは軟水人間野球で強くなってきたんじゃ。軟水人間とは、前にも書いたが、幼いころから軟水を飲んで育ち、「ゆっくい、じっくり、諦めず」をモットーに、ことに当たる人じゃ。古葉監督率いる、軟水人間たちは、よく走り、バントし、攪乱し、ファウルで粘り、投手は打たせて取り、典型的軟水人間、北別府のように、ゴロを打たせ、最低限の失点で、ほぼ完投していた野球じゃ。今のように打たんかった。こ れが本来の広島の野球じゃ。

 今は硬水人間野球じゃ。昔の巨人、阪神、のように、ガンガン打ちまくり、あまり頭を使わず、すぐに調子のいいものに後退し、競わせる。これはおじさんたちが見てきたカープの野球とは違うんじゃ。もちろん熱烈カープファンじゃけ―、勝ってくれるのはうれしいんじゃがのー。

 昔はカープは金がなかった、樽募金などもやって、市民が支え、作り上げてきたチームじゃ。

セリーグ最弱球団と呼ばれた。じゃけ―、みんなカープが勝つと、自分がやったようにうれしかった。広島出身の軟水人間がほとんど(高い年俸は払えん)じゃけ―、硬水人間のようにパワーやスター性がないがない。あるのは、山本浩二、衣笠選手くらいじゃ。そーそういやー

ホプキンス、シェーンなど硬水人間もいたなー。シェーン、カムバック!!!

 ここらのことは一昨日、昨日もブログに書いた。健さんの新著、「そうだったのか、驚きの名水のチカラ」佐々木健著、地人書館、にも詳しく書いてある。誰も言っとらん、新説じゃけんのー。

 あの1980年、カープ初優勝の時は、昨年の25年ぶりの優勝時よりももっともっと、広島は盛りあがった。被爆者の方々も多くはご存命で、本当に広島の復興を肌で感じ、泣きじゃくったものだ。原爆の被災から、市民はカープの活躍に、ゆっくり、じっくり、諦めず、癒されつつ見守ってきたんじゃ。ありがとう、ありがとう、我々(市民)の夢を、実現してくれて。

 今、カープは強い。それは硬水人間が1軍のほとんどっで、軟水人間は2軍に多い。競争に弱いから。堂林や永川らはじっくり使えばいい軟水野球をするんじゃがのー。おしい、おしい。