「ジュルのしっぽ-猫日記」より「殺処分ゼロへの道筋(1)」 | bloraのちょっと一息☆

「ジュルのしっぽ-猫日記」より「殺処分ゼロへの道筋(1)」

ジュルのしっぽ-猫日記 」から文字のみ転載です。


ジュルちゃん、アンちゃん、チャトちゃんのかわいい写真つき記事は「「ジュルのしっぽ-猫日記


をご覧くださいね。(とってもかわいいですよ(*^▽^*))


・・・・・・・・・・・・・文字のみ転載・・・・・・・・・・・



殺処分ゼロへの道筋(1)


はじめに

これから少しずつ、ネコやイヌが置かれている現状について、
基本的なことから改めて、知っていこうと思います。


これまでは単純に、殺処分ゼロに限りなく近い社会をつくるのは
相当な時間と手間がかかるだろうなぁ・・・と思っているだけでした。

時間と手間がかかる―――
その間にも1日に800頭以上の犬猫が、保健所に収容されています。
そして、その多くを占める子猫や子犬は、安楽死もできないような方法で処分されています。
だから、殺処分ゼロの社会になるまでの間は、せめて殺処分方法を改善したい、
そういう気持ちで署名を募りはじめました。

今回の署名ですんなり達成できるかどうかはわかりませんが
少なくとも、わたし達も環境省も、殺処分方法を改善する具体的な道筋が
タイムスケジュールも含めてはっきりと見えています。


その道筋がわたし達にはまだ見えないのが、
殺処分ゼロに限りなく近い社会までの具体的な道筋です。

見えないのは当然です。
これまでは単純に、時間と手間がかかるだろうなぁ、と思うだけだったのですから。
だから、いまから知っていこうと思っています。
知って考えた程度で簡単に社会に出せる具体的な方法など、みつかるとは思っていません。
ただ、少なくとも自分なりの答えを出したいと思っています。


Ⅰ.日本の犬猫の現状

「平成19年度の殺処分数は、犬猫合計299,316頭にのぼる。」
(環境省統計資料データより)


「年間約15万頭生産され、そのうちの約5万頭は病死等の理由により流通していない。」
(ペット動物流通販売実態調査(環境省)平成15年3月)


犬猫が1年で300,000頭も殺処分されている一方で、
犬猫が1年で150,000頭も産み出され、
そのうち3頭に1頭は、病死や繁殖転用で人知れず闇に消えていく。


これが日本の犬猫の現状。



こうした現状は、次の問題点に起因するといわれてきた。
1.不良ブリーダーによる利益優先の非計画的な繁殖
2.犬猫の成長を無視した幼齢での流通
3.店頭展示の生体販売が主流のペット業界
4.犬猫を守ることができずモノ扱いする法規制
5.譲渡主体ではなく、殺処分主体の動物行政


これらの問題点を流れで把握すると、
日本の犬猫が置かれている状況がみえてくる。

優秀なブリーダーによる計画的な繁殖だけでなく、悪徳ブリーダーや素人による
流行や経済性を優先した非計画的もしくは節操のない繁殖が行われてきた。

そうして繁殖された子猫や子犬で常に店頭が満たされるように、ペットショップでは
成長してしまった犬猫と差し替えられ、衝動買いを誘発するように展示販売されている。

よって、責任感があり計画的に購入する飼い主だけではなく、
勢いや思いつきで購入する無責任な飼い主が後を絶たない。

その上、成長過程を無視して、幼すぎる子猫や子犬を流通させるために、
しつけが困難なペットや病弱なペットの販売が横行している。

結果として、無責任な飼い主がしつけの困難なペットや
病弱なペットを飼うことになるケースが発生する環境にあるため、
保健所に持ち込まれる犬猫、捨てられる犬猫が後を絶たなくなる。

これらの問題を解決するにしても、犬猫をモノ扱いしている法規制の不備と甘さが、
ペット業界に対する行政の取り締まりの効力を弱らせているために、
根本的な解決に結びつかない。

その結果、放り出された犬猫は保護されることなく、
殺処分主体の動物行政下では、殺処分される数が膨大になる。




こうした現状を改善するために必要な項目は、起因する項目にそって以下のようになると思う。

1.動物取扱業の規制強化
2.犬猫の社会化期を考慮した健全な流通上のルールづくり
3.店頭展示の生体販売禁止を軸にしたペット業界の改革
4.犬猫を物扱いせず守ることができる法規制の整備
5.譲渡主体の動物行政の実現


これだけ改善点が明らかなので、少しずつ実際に改善されてきている。
けして環境省も社会も、放置しているわけではないみたい。
特に平成18年度の動物愛護法改正は前進のきっかけとなった。

1.動物取扱業者(ブリーダーを含む)の登録制導入等規制の強化
2.幼齢の犬猫の販売・飼養・譲渡は「離乳後」とする基準の設定

3.特筆事項なし
4.虐待等の罰則の強化
5.動物愛護管理基本計画を中心に動物行政を譲渡主体へ移行開始


方向性は確実に改善に向かって前進してきていることは確かな様子。
次回はひとつひとつの改善項目を調べてみよう。


署名を募集しています。

bloraのちょっと一息☆

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殺処分の改善を求める署名です。
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