みなさん、こんばんは。
「風邪薬は風邪を治すものではない」ことをご存知でしょうか?
9割の方が「風邪は薬で治る」ものと思っておられるようです。
私もこの記事を書くまではそうでした。
風邪とは?
- 正式名称は「風邪症候群」といい、上気道(鼻や喉)の急性炎症の総称。
- 上気道(鼻や喉)が微生物(90%はウイルス)に感染することによって起こる。
- 風邪のウイルスの数は200種類以上。
「風邪の症状」の本質とは?
- 発熱は、体に入ったウイルスの増殖を抑えるための身体防御で、体温を上げることで免疫を活性化させ、ウイルスへの攻撃力を高めている。
- くしゃみ、鼻水、咳、たんは、喉から入ったウイルスや細菌などの異物を外部に押し出そうとするために起こる体の防衛反応です。
- 鼻づまりは、これ以上鼻の中にウイルスが入ってこないようにするために通路を塞ぐためです。
- すべては、体の防衛で自分の体がウイルスと戦っている証拠であり、悪いことではなく、健康な体に戻すために一生懸命戦ってくれているのです。
「風邪薬の間違った認識」とは?
- 高い風邪薬ほどよく効く。
- 風邪薬を飲めば早く治る。
「風邪薬」の真実とは?
- 風邪薬を飲んでも風邪は治らない。
- 風邪薬は風邪の症状を「抑える」だけのもの。
- 市販の風邪薬は鼻水や咳、熱を抑える成分は入っているが、ウイルスに効く成分は入っていない。
- 早く飲んでも遅く飲んでも効果にほぼ変わりはない。
- この世の中に風邪を治す薬はない。
「病院で処方してもらう薬」は効くはず?
- 風邪のウイルスは200種類以上あり、原因であるウイルスを特定することは現実的に無理。
- 病院で処方してもらう薬は、特定の辛い症状を抑えるための薬が処方される。
- 抗生物質は、「細菌という微生物」のみに対抗する薬で、風邪の原因となる「ウイルスという微生物」に効くものではない。
- 風邪薬は、しっかり栄養と休養を取れば治るのに、それだけでは不安になる患者のために処方するもの。(病院処方の薬=風邪が治る、間違った神話)
※なぜ抗生物質を処方するのかは、細菌に感染している可能性を否定できないのと、ウイルス感染で弱った体にさらに細菌に感染する可能性がないと言い切れないからのようです。
※細菌≠ウイルスであり、構造が異なり、細菌はヒトの細胞の10分の1、ウイルスはヒト細胞の100〜1000分の1程度の大きさ。
(参考サイト:泣くな研修医/医者の本音)
どのように風邪を治すのか?どのように風邪が治るのか?
- 風邪を治すには、栄養をとって、しっかり睡眠をとって休養することのみ。
- 風が治るのは、栄養と休養により免疫力が高まったため。
風邪の症状が出ているのは、体がウイルスと戦っている証拠。不快に感じますが、あなたを健康に戻すために一生懸命がんばっているのです。
風邪をひいている体をよく思わなかったり、無駄な薬を与たりせずに、風邪と戦ってくれている自分の体に感謝し、しっかり栄養と休養をとり免疫力アップに協力してあげましょう。