押しても、引いても、叩いても

      音の出ない沈黙の時代に

暗く灰色の心に雨が降る

      見るもの見る人が影を落とし

我慢我慢の人生は続く

      病気の地球に狂った社会

振り向けば色濃く残る愛しい人影

     目先に生きた人間が昔を見上げた

そして行く先の見えない明日に

     脅え硬く身を閉じて足音一つ

しない暗い夜を作り始める

     其れでも花の季節はやってくる

座ったままでは人生は萎む

     あわれ時を泣かないで恨まないで

心だけは赤く強く暑く燃えて行きたい