モシモシモシモシ
10回ほどのコールが続き
やっと彼女の声、モシモシ
何かあったん?
私の震える小声に彼女も
ただならぬ予感を感じたのか
何・・・・・!何・・・・!どうしたん
泣きそうな声で私は
彼女に事情を話し
早く来て早く来て
お願い お願い 何度も 何度も
彼女に頼んだ
チョ チョ チョと待って
そして受話器から少し離れた
所から彼女の声が聞こえた
あんた一緒に行ってくれへん
彼女の呼びかけに
何となく電話のやり取りを
聞いていたのか太い男の声
今から?いいよ
彼女は弟と二人兄弟で両親と
4人暮らし
今から弟を連れてすぐ行くから
彼女の声に
祈るように電話を切った
そして気づかれないように
裏口を開けて待ってることにした
彼女の住んでいる家から私の
所まで歩いて15分位
待っている時間が長く思えたが
ひたすら待ってるだけでした
しばらくして裏口から
小さな声で私の名前を呼ぶ声
そっと近づく私の前に
ゴルフのパターを持った彼女と
野球のバットを持った弟が
立っていた。すると弟がいきなり
どこだーどこにいるーと云いながら
階段を目指し腰をかがめ
目を光らせてバットを振りかざし
歩き出した
あんた大丈夫?お姉さんの怖声
その時突然ダダーン弟が
>>> 何!!何
青ざめたお姉さんの歪んだ顔
あーあー